経営の行動指針

著者 : 土光敏夫
  • 産業能率大学出版部 (1987年発売)
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784382041264

経営の行動指針の感想・レビュー・書評

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  • 名著すぎる・・・

  • 本書は石川島播磨重工業の代表を勤めた 土光敏夫氏の社内外での発言を記録・整理し語録として集積したものである。

    感じた点
    ・意思決定は最後には勇気の問題に帰着する。幹部は勇気をもて。

    ・仕事の報酬は仕事である。人間の喜びは金だけからは買えないという一事である。賃金は不満を減らすことはできる。しかし満足を増やすことはできない。満足を増やすことのできるのは仕事そのものだといわねばならぬ。

  • http://d.hatena.ne.jp/yumu19/20110516
    この表紙の本を電車内で読んでたらインパクトあるよなー。カバー付ければよかった。

    IHIと東芝の取締役、そして経団連会長を務めた土光敏夫氏の考えを、100の言葉でまとめた本。1970年初版という、40年も前に書かれた本だが、古さは全く感じない。2009年に、新訂版も出ている。

    この本、というか土光敏夫という人物が素晴らしい。ひとつひとつの言葉が素晴らしいのはもちろんだが、それだけなら他のビジネス書も同様のことが書いてあるだろう。この本の素晴らしいところは、ひとつひとつの言葉が重く、力強いことだ。

    ひとつの言葉について、見開き2ページに収まるように説明している。本質をついた言葉と、簡潔で無駄のない説明。分かりきったことをくどくどと説明せず、「あとは言わなくても分かるよね」という形で終わっている。言葉は、かなり強く、ときに命令口調で書かれている。それを不快と感じないのは、土光敏夫という人物の経歴と積み重ねた経験がなせる技なのかもしれない。

    短くまとまっているためとても読みやすいので、他のビジネス書を1冊読む代わりにこの本を読むことをお勧めしたい。



    ----
    つくるなら、毎日変わる社是社訓をつくれ
    活力=知力×(意力+体力+速力)
    [2] 社員は三倍働け、重役は十倍働く
     肉体の重労働はやらないが、頭脳の重労働はやる
    [9]組織は上下のヒナ壇ではなく丸い円と考えよ
    [16]上からの権限委譲には、下は責任完遂で応えよ
     自分で責任を持ってやる幹部を養成するのが、会社百年の計
    [18]権力は捨て去り、権威は集めよ
     権力:外から与えられた力 権威:内から自然に身についてくるもの
    [20]コミュニケーションの電離層を排除せよ。自分が犯人ではないかと反省せよ
    [24]会議では論争せよ。会議にはひとりで出よ。会議では全員発言せよ。会議は一時間単位でやれ。会議は立ったままやれ
     会議は報告や説明の場ではない。そんなことは、資料として事前に配っておけばよい。会議は議論する場である。
    [27]問題を掘り起こし体当たりせよ。摩擦を恐れるな。頭がよくても問題や摩擦を避けていては組織は動かぬ
    [39]仕事の報酬は仕事である。そんな働きがいのある仕事をみんながもてるようにせよ
    [42]人はいつも不足気味にしておけ。そうでなければ人は育たぬ
     少数精鋭:少数にすればみんなが精鋭になりうる
    [43]人間の能力には大きな差はない。あるとすればそれは根性の差だ
     これを解くカギは、俗にいう「根性」にあると思う。根性とはいろいろ定義のしかたがあろうが、要するに「仕事への欲の強度と持続力」だといえよう。
    [45]人の評価はその時点時点で見直しを行え。人は変わりうるものである
    [46]ひとりの上位者の判断が、ひとりの人間の一生を左右することがあってはならない
    [47]有能な部下をかかえて放さぬ者は、無能といわれてもしかたがない
     部下は会社からの借り物にすぎない。
    [48]上司がその椅子にしがみついていたら部下は育たない。自分はいつでも転出できるように後継者を育てよ
     私どもの会社で、後継候補者育成制度をやっているのはこんな考え方からだ。
    [50]部下に強いる前に、まず自らが体得せよ。部下に浸透しないのは、自らが体得していないからだ。
     目標管理の精神や技法をどの程度体得していたかが、キー
     いいかげんな理解では目標管理はお荷物
    [52]もっと部下に近づけ。声をかけよ。盆栽でも一番よい肥やしは、持主が毎朝息を吹きかけることだ
     命令・指図・干渉はやらないが、忠告・援助・激励は大いにやる。
    [55]幹部はときどき現場を歩け。歩くことによって物がはっきり見えてくる
    [57]部下は上司の後ろ姿を学ぶ。上司が真剣に仕事に打ち込むことが最上の教育になる
    [63]技術屋は事務系の勉強をせよ。事務屋は技術系の勉強をせよ
     - 知識を得るという類の学習曲線は薄く広くが効率よい
    [67]
     アポロはシステムの勝利
    [76]研究所は一九八〇年のカレンダーをつるせ
     業績が思わしくないときには、研究所も萎縮しがちである。足元の対策に追われ、手っ取り早く成果のあがる研究開発に転換する。この態度が、次の好況期に立ち遅れを招いてしまう。悪循環である。
    [84]わかっていてもやらないのは、わかっていないのと同じだ。やっても成果がでないのは、やらないのと同じだ
    [89]下事には通じていなくてもよいが、下情には通じていなければならぬ
     仕事上の「下事」には通じていなくてもよいが、人間としての「下情」には通じておらねばならぬ
    [91]サラブレッドは生活力に劣るが、野ネズミは知恵が発達している
     私はこの会社にはいってみて、従業員の資質のよいことがすぐわかった。ところが、その資質がさっぱり働きになっていないこともすぐわかった。
     事業が順調なときには、サラブレッド(競走馬)のようにさっそうたるものだ。なんでも小奇麗に器用にさばいてゆく。
     ところがいったん不況に落ち込むと、サラブレッドの俊足は動かなくなってしまう。
    [93]中央への、上司への敬語過剰を排せ
     真実を敬語でおおうことをやめよう。率直さを敬語で失うことをやめよう。

  • 21・4・30

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