- Amazon.co.jp ・本 (551ページ)
- / ISBN・EAN: 9784382049246
作品紹介・あらすじ
予見に満ちた、いわば「現代の聖書」!人間は変わりうる存在であり、可能性を開発・探究することによって健全な真の人間のあり様が獲得できる。それは全体的であると同時に力動に満ちたものである。死後、ますますその名声が高まりつつあるマズロー畢世の名著。
感想・レビュー・書評
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100ページくらい読んだところで一時撤退した。術語が難しくて、文章が長いためなかなか読み進められない。
しかし、多分野で流通している欲求理論ピラミッドとは違い、動機づけの強調が見られる。簡略された図ではなく本書を読むことをおすすめする。
もう少し余裕があるときに心理学辞典をお供にして続きを読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
書いてあることが難しく、よく理解できなかった。
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/397716 -
長かったけど、マズロー心理学入門より自己啓発書臭くなく、割と楽しく読めた。
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GAFAが参照していると聞き読んだ。いわゆる自己啓発本とは一線を画す、心理学の集大成といった本。治療や育児等まで知見がかなり広範囲に及ぶので再度の自己まとめ必須。これこら取り組むところである。
追記
まとめ完了。ここまで長かった。育児に活用しているが効果が劇的である。偶然だが良い本に出会った。 -
「人間の欲求を述べることは、人生の本質を語ること」
人間性心理学の生みの親が、人はどんな欲求を持ち、いかにして動機づけられるのかを論じた書籍。
・人間の願望は、通常それ自体が目的なのではない。その背後には、その人にとって基本的な目的がある。例えば、車が欲しいのは、車を持つ人に劣等感を感じたくないためだったりする。このように、願望はその目的に至るための手段である。
・人間は常に何かを欲しており、完全に満足することはほとんどない。1つの願望が満たされると、また別の願望が現れる。
・人は達成できそうなものを希望する。例えば、平均的な米国人は飛行機ではなく自動車を欲しがる。この到達の可能性の要因に注目することは、動機づけの相違を理解する上で重要。
・人間の「基本的欲求」には、5段階の階層がある。下層にある欲求が満たされると、次の欲求が出現する。
①生理的欲求:空腹時に食物を求めるなど、出発点となる最下層の欲求。5つの欲求の中で最も優勢。
②安全の欲求:安全や保護、恐怖からの自由に対する欲求。
③所属と愛の欲求:友達や恋人、家族との愛情に満ちた関係に対する欲求。
④承認の欲求:自尊心や他者からの承認に対する欲求。
⑤自己実現の欲求:自分の潜在的な能力を実現し、自分に適していることをしたいという、最も高次の欲求。
・5つの基本的欲求のヒエラルキーは不動ではない。例えば、創造への動機(自己実現の欲求)が他の何よりも重要である人の場合、創造性は基本的満足を欠いていても出現する。
・5つの基本的欲求は、1つの欲求が100%満たされた後に、次の欲求が現れるというわけではない。優勢な欲求がある程度満たされるにつれ、新しい欲求が徐々に現れてくる。 -
基本的欲求の段階的な展開について、よくわかった。前半は読んだ方が良いが、後半部分は必要な人だけ読めばよい。
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・toppointで読む
・5つの基本的欲求のヒエラルキーは不動ではない。順番ではない -
人間の基本的欲求の五段階の底本。
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ヘビー級且つ難解な本で、読んでいて本当に疲れます。あなたが心理学を志していない限り、読むべきではありません。ただし、いろいろな本に参照されているだけあって内容は奥深い。特に本題の前に、「問題解決型アプローチ」対「手法中心アプローチ」の対比により、それまでの心理学が測定しやすい(定量化可能)手法にのみ偏っていたため誤った結果を導き出したことを痛烈に批判しているのは、実に爽快。定量化手法にこだわっている馬鹿どもに読ませてやりたい。といっても、きっとこの手の輩はくだらない指標を他人に押し付けることを自己実現欲求(この意味は、この本を読めば分かります)と同化しているだろうから、読んでも無駄な気もするが。