戦略策定概論―企業戦略立案の理論と実際

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  • 産能大出版部
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784382053212

感想・レビュー・書評

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  • 戦略の構築方法を論理的かつ網羅的にに説明した一冊。
    ピュア(クラシカル)な戦略コンサルタントが戦略を策定する道のりがわかりやすく言語化されており、戦略論を2回連続で落とした自分にもわかりやすかった。
    本書は1995年に出された本であり実際の現場で求められることとは変わりつつあるものの、中身は至ってベーシックであり今の戦略立案においても中核をなす思考方法だということは変わらない。
    読んでて思ったこととしては、コンサルタントの価値は変わり続けるだろうが、意味のある存在という点では変わらないのではないかということだ。なぜなら、企業の意思決定は内部者だけでは合理的なものになりづらいと考えられるからだ。たとえば、企業の戦略を考案するものとその戦略を実行するものが違う場合、互いの利益相反が起こる可能性がある。ここに外部者であるコンサルタントが入ることで企業の最適な戦略的意思決定に導くことができ、この価値はこれからも変わらない部分である。(本質的かどうかはわからんけど)

  • 戦略には目的、戦術、競合の3つが必要であり、整合性、優位性、持続性が保たれていることがこれも必要である。
    戦略策定は分析、発想、具体化によってこれを行う
    必要な力は統合力、創造力、論理力、分析力

    わかりやすく網羅的に整理されており、当時は名著であったことが想定される。
    現在においてはテクノロジーの進化等もあり、アップデートが必要な内容になっている。、

  • 非常にいい本。
    戦略について
     ・全体戦略
     ・個別戦略
       ・事業戦略
       ・機能別戦略
    に分けて全体観を見せてくれる。
    さらにそれぞれを考える上で必要となるフレームワークを提示するとともに
    使い方をしっかりと例示つきで解説する、というすぐれもの。

    この本で、いろいろな関係が見える。
    これで、いろいろな分野を勉強するための全体像が見えた。

    研究者時代も思ったけど、ある分野の全体像、それぞれの関係性を
    示せる人って、かなり頭いい。

  • ■感想
    戦略について体系的に理解するのに役立ちます。概論とはいえ、ビギナーだけではない。言葉の定義がしっかり書かれており、迷ったときに立ち戻る本でもある。

  • 2020.3.11、1度目通読。

    戦略策定概論の表題のとおり、全社戦略、事業戦略、機能戦略、のそれぞれの基本的な考え方がコンパクトにまとまっている。
    1995年に執筆された書籍だが、今なお色褪せない本質的な内容が網羅されている。文章が縦書き点が玉にキズだが、縦書きだからこその古典感は醸し出されている。

    経営戦略の学習としては、まずは本書を繰り返し読み込み、考え方の枠組みを頭にインストールしたのち、より詳細な書籍に手を出すのが良いだろう。
    本書で戦略を検討する際の視点を獲得し、他の書籍でより具体的な実務や事例をカバーする形か。

  • 久しぶりにこの手の本読んだけど、得られるもの大してなかった。一般的な戦略論の本は、たくさん読んでも得られるものは少ない気がする。

  • 体系的にまとまっていて非常にわかりやすく、理解が深まった。
    それぞれの項目ごとにはわかっているつもりでも
    体系的に理解することで
    戦略レベルが格段に上がると感じた!



  • 戦略とは
    競合優位性を活用して、定められた目的を継続的に達成し得る整合的な施策群のまとまり

    戦略策定の3つのステップ

    分析→ファクトの収集、分析による状況の構造的理解と課題の絞り込み
    発想→問題解決志向による戦略代替案の発想と検証
    具体化→戦略の個別具体的施策への展開とモニタリングプランの作成

    正しいセグメンテーションに基づいた戦略の共通のキーワードは「✖︎✖︎よりも●●」という言葉で表現される。

    戦略代替案の評価
    効果の大きさ:アウトプットを明らかにして、比較検討
    経営資源:ヒトモノカネノウハウ
    有効性の評価:即効性の有無、効果のタイミング、持続性
    ダウンサイドリスク:実行に伴って発生するリスク

  • 5冊目。本書内にも記載されている通り、戦略の定義と要件を明確化することから始じまり、質の高い戦略を立案する為に不可欠な戦略的分析について説明した後、企業gあ戦略的運営をしていくのに必要な戦略の種類と構造を説明した書。

  • 企業の「経営戦略」というものを徹底的にブレイクダウンし、網羅的にまとめた教科書的な一冊。素晴らしいのはどうしても曖昧さがつきまとう経営戦略を、
    ・戦略ドメインと事業戦略から成る企業戦略
    ・業界及び自社競合分析から戦略代替案を抽出しアクションプランまで落とし込む事業戦略
    ・バリューチェーンの各プロセスに該当する機能別戦略(直接部門・間接部門それぞれ)
    にブレイクダウンした上で、各戦略を立案するときの思考プロセスや要点、分析時に必要なフレームワークまでを含めて解説し、「誰がどの分野で何度やっても」一定水準以上のクオリティーを持つ戦略立案ができるようにまとめ上げている点である。

    個人的に役立ちそうと感じたのは、事業戦略においては、バリューチェーンの各プロセスごとに、そのプロセスが成功のための主要因となる業界とその勝ち方の具体例や、機能別戦略においてもミクロな部分までを含めて網羅的に記載されている点などであった。類書ではマクロな企業戦略~事業戦略までを扱っているものが多い印象があったが、機能別戦略というミクロな部分まで、しかも相応の実践性のある内容で書かれている本書は、様々なレイヤーの経営戦略の全体像を掴むのに最適だと思う。

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著者プロフィール

経営コンサルタント、(株)XEED代表

「2013年 『経営戦略論入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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