組織設計概論―戦略的組織制度の理論と実際

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  • 産能大出版部
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感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784382054875

作品紹介・あらすじ

フラット型組織、カンパニー制のあり方からERP、EVAの活用法まで、企業の戦略的アクションを実現するための、組織制度の設計・導入の勘所を明快に解説。

感想・レビュー・書評

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  • 波頭亮氏の文章は本質的でロジカルなので自分にとても合う。改めて組織とは何かを考えるきっかけがあって本を手に取ったが正解だった。組織の定義「組織とは、複数の組織成員の有機的共働によって、より効率的に共通の組織目標を達成することを通じて、各組織成員の得る個別効用を極大化させるための集団」は非常に秀逸な表現だと思う。組織や組織デザインを考える際には何度も読み返したい。

  • 個人と組織、人間とシステム、は自分の中での研究テーマかもしれない、と感じた後で読んだ、組織の基礎本。
    #実践しきれてないけど組織を知るための良本ですシリーズ①

  • 組織設計の基礎的な考え方が、企業戦略に結びつく形で非常にわかりやすく説明されている
    実例、各ポイントのフレーム整理など、実務への応用を考えても有用な本

    企業の課長レベル以上の方には必読の一冊

  • やや古い本ではあるのだが、一線で活躍する著名コンサルタントである波頭氏が書かれた組織論の本。専門的になりすぎず、簡易すぎず私には丁度いいレベルでした。

  • 組織を設計する、組織を改革するということは、
    現行の組織制度を多面的に検討し、事業戦略の実現を果たすために、社員の行動様式に変化をもたらすような、組織と運営体制を策定することです。


    ■組織設計の6つのステップ
    ①プロジェクトの編成
    ・プロジェクトを発足しなければ、既存組織の既得権のバイアスが何らかの形で掛かってしまうリスクまた、プロジェクトの責任者はトップであるべき
    ・外部のコンサルタントを利用する方が有効。社員だけだと従来のやり方に馴染んだものになってしまう為、課題の客観視ができない

    ▽ポイント
    a.プロジェクトチームのミッションと権限の明確な規定
    b.経営トップのコミットメント
    c.外部コンサルタントの活用
    d.各部署の支援メンバーの組織化
    e.守秘活動の徹底


    ②組織課題の整理
    組織制度の問題点を抽出し、組織課題を発見するための切り口
    ・必要十分な組織機能が備えているか
    ・ミッションを果たすための運営要件が付与されているか
    また、組織風土についても特徴を明らかにすることが組織課題の把握に有用である場合も多い

    ③基本理念の設定
    課題や組織要件を踏まえて、それらを包括的に解決しうるような新組織の基本理念を決定すう

    ④3Sへの展開
    組織骨格、制度・ルール、人財配置の3つの基本的な方針を案出し、詳細な具体化設計を行っていく

    ⑤移行準備
    新組織への移行プランを策定していく
    -新組織制度について社員の理解を図ること
    -損組織制度にシフトすることに対する前向きなムードの醸成

    ⑥定着化
    一時的な混乱や生産性の低下が生じるものである。
    こうしたトラブルが発生する都度、対症療法的に変革施策を1つ1つ是正していては、新組織の理念や狙いを妨げることに繋がりかねない。

  • 組織設計実務の基本書として名高いとのこと。確かに理論と実践のバランスがきわめて良い。特に、第2章の組織設計のプロセスは秀逸で、これに基づいて進めればとりあえず大外しはしないんじゃないか。コンサルの人たちがネタ本にするのもよくわかる。
    「ぼくのかんがえたさいきょうのそしきせっけい」ではなく、基礎的なところからしっかりと体系立てて組織設計をしたいならまずこれから始めるのがいいでしょう。
    難を言えば、参考文献や引用の表示がないことか。どこまでが過去の蓄積を基にしていて、どこからが著者のオリジナルな意見なのか、参考文献や引用が示されていないとわからない。そうなると、情報の確からしさを判断するのが難しい。参考文献を明示する本や文献に慣れてしまうと、参考文献がないのはとても不安になる。無いなら無いで困ることもないんだろうけど。

  • 再読。「ポスト終身雇用」とリンクする部分もあり、続けて読んだのは正解だった。

    当社のボードは戦略とセットで組織設計に取り組んでいるのか。問題意識がわいた。組織を扱うコンサルタントの成果はどう図るのか。変革して終わりか。そんな問題意識もわいた。

    テキストとして素晴らしいが、上場企業規模で記載通りに進められることは可能だろうか。難しいことだからこそ、トップがコミットメントしなくてはならず、責任とセットで取り組まなくてはならないのだろう。ゴーンさんの様に。

  • 理論と実践のバランスの美しさ。10年以上前の書だけれど、十分今にも通じると思います。

  • 大分前に書かれている本だけど、組織設計に関する基本的な知識を得ることが出来た。
    内容が濃く、情報量も多いので全てが頭の中に入っているとは到底言えない。
    また読み直さないといけない本のひとつ。

    しかし、並行して常に2〜3冊を読んでいるとはいえ、最近読了にかなり時間がかかる。
    特にこの本は3週間ぐらいずっと読んでた。
    時間かかりすぎ。。。。

  • ロジカルシンキングの本

    論理的思考とは何かを明確にして、その重要性が解説されている。
    その上で、思考方法(帰納・演繹) についての解説。

    分析についても言及されている。
    分析の定義やそれを行うプロセスも丁寧に解説。
    それを行う上で注意すべき心理的なバイアスも解説。

    終始ロジカルだけど、最後の最後で結局のところ
    論理的な分析は”執念”が一番大切と言い切るとこが好き。

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著者プロフィール

経営コンサルタント、(株)XEED代表

「2013年 『経営戦略論入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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