お散歩しながらフランス語

著者 :
  • 三修社
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本棚登録 : 44
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784384054637

感想・レビュー・書評

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  • フランス語をきちんと覚えるのは無理、できない。
    片言会話、単語言い切り会話で十分、アメリカでも韓国でもそれでやってきた・・・・そんな度胸だけの無精者にお勧めの一冊。

    フランス語もできないくせに(馬鹿にはしてません、ワタシもそうです)、『地球の歩き方』とかWebで検索できた程度の薄っぺらな情報だけ持ってパリを歩いても全然かっこよくはあろません。シャンゼリゼや凱旋門やら、せいぜいモンサンミッシェルだとか誰でも知ってる所だけ訪ねてハワイのカラカウワ大通りの時と全く同じにっと笑った顔で写メ撮っただけっていうのはあまりに能がない。

    会話や文法をやる気はないけど、瞬間芸的に一度くらいはかっこいい一言を決めてやる、そんなかっこいい自分の姿をスマホのアルバムじゃなくって自分の旅の思い出のなかにしっかり刻みたい。そんな努力は嫌いなナルシストなら(馬鹿にしてません、ワタシもそうです)、行きの飛行機なかで1時間でいいからコレを読みましょう。
    写真も素敵だし、パリの街の断片があれこれ紹介されています。
    ガイドブックではありませんから、そのての情報は一切ありません。
    でも、小さな普通の道のことをフランス語では「リュ」、大通りのことは「ブルバール」っていうみたいなことが懇切丁寧かつ簡略に書かれています。どんな場面で役にたつかというと、例えばパリでタクシーに乗ったら、通りの名前と番地だけ告げれば必ず目的地まで乗せてくれます。ですから、「マダム通りの44番地」に行きたければ、「リュ・マダム」と言って44は大きい声の英語で「フォーティーフォー」というか左右の指を四本づつたてて、あとは「シブプレ(お願いします)」で十分通用します。

    こんなこともありました。
    やはりタクシーに乗って行き先を告げるとき、

    「ギャラリー・ラファイエット シブプレ」(ラファイエット百貨店まで行ってください。注:ラファイエットは日本人観光客が必ず一度は行くデパート)


    「オースマン○×△、モンパルナス□×○・・・」
    どうやら、オスマン通りにある本店かモンパルナスの支店かどちらのラファイエットですか?と、聞いているらしいとわかる。

    思いっきり本格的な発音を気取って
    「ホォースマン・ブルヴァール!!」
    と決める。
    ペラペラ下手くそな会話をするより、こういう一言がビシッと決まって通じたときの方が何倍もかっこよくて痛快である。そういう一発芸のネタ元になるのがこの一冊です。

    仏文科出身の彼女のお伴でパリに来たフランス語まるで駄目な彼氏みたいな状況で、「でもこのひと、実は凄い」と思わせる逆転技をこの一冊で仕込みましょう。

  • パリ観光に必要なフランス語を簡単に学べます。とりあえず読んでるだけで、観光してる気分にもなれるお得感もあります。

  • そう甘くはなかったのよ。

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著者プロフィール

フリー編集ライター。女子美術大学デザイン科卒業後、料理学校、ル・コルドン・ブルーに留学のため渡仏。帰国後、編集プロダクション、料理雑誌の編集部を経てフリーに。2003年、再度渡仏し、現在パリとノルマンディーを行き来する生活を送っている。パリのお散歩写真は「いつものパリ(paparis.exblog.jp)」、ノルマンディーの日常写真は「ノルマン犬猫日記(normanneko.exblog.jp)」にて公開中。
著書に『フランス人とパンと朝ごはん』、『フランス バゲットのある風景』、『パリのプチホテル』、『パリのエッフェル塔』、『パリ犬』、『パリにゃん』、『パリにゃんⅡ』、『プチ・パリにゃん』、『カフェ・パリにゃん』(すべて産業編集センター)、『パリのマルシェのレシピ』(誠文堂新光社)、『フランス 暮らしの中のかわいい民芸』(パイ インターナショナル)など多数。

「2018年 『フランス人と気の長い夜ごはん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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