新明解類語辞典

中村明

• 三省堂 (2015年7月31日発売)

作品紹介・あらすじ

「別の言い回しは？」「この場面で使われる他の表現は？」実生活から執筆、俳句・短歌創作にも役立つ実用類語辞典。三大分類１８ジャンルの分類体系に、四季の情感溢れることば、文章作成で使える表現、学術専門用語など約５６７００項目収録。ニュアンスのわかる項目解説を備えた「日本語の地図」。

感想・レビュー・書評

[22082さんの感想 · 2022年11月24日]

意味の近いことばや表現をまとめた類語辞典。日常語、季語、文章語、学術専門用語など約５万７千項目を収録。

[イシス編集学校 第46期［守］さんの感想 · 2021年2月10日]

【推薦者】S.T@いいちこ水滸伝教室

[辞書さんの感想 · 2020年9月13日]

類語辞典が欲しくてどれがいいのか悩んでいたのですが、書店で実際に手にとってみてこちらに決めました。
索引が豊富なのでとても有難いです。
ルビが振ってあるのも親切で助かっています。

[福島県立医科大学附属学術情報センター(試行)さんの感想 · 2018年2月28日]

福島医大蔵書検索
http://www-lib.fmu.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=392&annex=all&isbn=9784385136516

[長野高専図書館さんの感想 · 2016年7月26日]

【小池博明先生】
世の中には似たような言葉がたくさんあります。たとえば、感謝の気持ちを伝えるのにも、「ありがとう」「うれしい」「感謝しています」「お礼申し上げます」「謝意を表します」などいろいろな言い方があります。場合によっては、「わぁっ」や「きゃっ」でも感謝を伝えることになります。親しい友人から心のこもったプレゼントなどをもらった時など、改まって「深謝いたします」などと言うより、もらったとたんに「わぁっ」と言った方が、感謝の気持ちがずっと伝わります。こんなふうに似たような言葉がたくさんありますから、誰にも経験があるように、自分が考えていることや感じていることを最適な言葉で表すのは、けっこう難しいことなのです。どんな言葉で表すのが最適か？そうしたときにとても便利なのが、この辞書です。ふつうの辞書は五十音順に言葉が並びます。しかし、この辞書は似たような言葉がまとまって並んでいます。ですから、似たような言葉の中から、今、表現しようとしている事柄にぴったりの言葉を探すのに、便利なのです。こうした辞書を類語辞典といいます。その中でも、この辞書はとても使いやすいものです。是非手にとってひいてみて下さい。そして、前後に並んだ似たような語句を眺めて、日本語の微妙な意味の違いを楽しんでもらえたらと思います。

著者プロフィール

1935年、山形県生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、早稲田大学教授（日本語研究教育センター所長）、現在は名誉教授。日本語文体論学会代表理事、現在は名誉顧問。主著に『日本語レトリックの体系』『日本語文体論』『日本語 語感の辞典』『日本語 名表現辞典』『日本語 笑いの技法辞典』『新明解 類語辞典』『類語ニュアンス辞典』『美しい日本語』『日本語の勘』『日本語名言紀行』など。

「2023年 『文章作法事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」