心理学大図鑑

  • 三省堂
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784385162249

感想・レビュー・書評

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  • この本は文字通り大図鑑である。ざーっと見て、流れを掴むためのものである。リファレンスとして所有すべきものだ。
    表現はこなれているとは言えない。各要素の長さも違和感を覚える。
    「養子になった子どもは憎まれていると実感したあとでしか自分が愛されていると信じることができない。ドナルド•ウィニコット」という引用がこころに残った。
    物語において、孤児もしくはそれに近い境遇におかれたもののテンプレートは、そもそも研究された内容だったのだ。それにも増して驚きはそういうこころの動きを自動的に発揮するヒト自体である。
    生物の発達とは命に関わることによるモノが多いが、自分にとって有用な他人を判定する回路がすべてのヒトには備わっているかのようでもある。
    進化に沿って病気を理解する学問があるようだが、心理学でも発達心理学がこれに近い。一つ一つは複雑な現象に見えるが案外単純な理屈の大量の組み合わせなのだろう。
    とはいえ、組み合わせが大量であるからこそ、より複雑であり、より多様な出力が生まれ、高度に進化したのだということご夢想される。

  • 初めて聞く名前が40%くらいあった。専門外とはいえ,メジャーどころの考えは知っておきたいものだなぁ。値段もそこまで高くないので,手元のおいて時間がある時にぱらぱら眺めてもよいな。

  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:140||C
    資料ID:51300295

  • 図による解説は豊富なのだけれど、心理学のはじまりあら、行動主義、心理療法、認知心理学、社会心理学、発達心理学、差異心理学と、それぞれの分野で活躍した心理学者を紹介しつつ、総括的に心理学を解説している。先にこういう本で心理学の全体を俯瞰してからそれぞれを学ぶことができる、いわば心理学の地図的な位置づけの1冊だと思う。

  • 三葛館一般 140||CO

    「心理学には長い過去があるが、その歴史は極めて短い」
    これは、ヘルマン・エビングハウスによる心理学についての言葉です。本書は、その短いとされる歴史から、心理学の概念や理論、また、その学問的背景などについて、領域毎に図を用いて簡潔に解説してくれています。
    心理学全体を俯瞰的に勉強したい方や心理学的手法を用いた研究の背景となる理論を理解したい方などには、手に取りやすい一冊です。

    目次---------------------------------------------------
    はじめに
    哲学的ルーツ 心理学の形成過程
    行動主義 環境への反応
    心理療法 無意識裡に決定された行動
    認知心理学 計算する脳
    社会心理学 他者世界内存在
    発達心理学 幼児から成人へ
    差異心理学 人格と知能
    心理学者人名録
    用語解説
    索引
    訳者あとがき
    出典一覧
    -------------------------------------------------------

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=65353

  • これ気に入った。
    いつも生半可な知識で喋りまくるわたしのようなイカサマ師にはもってこい。
    もらった図書券で購入。

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