アートにみる身ぶりとしぐさの文化史

  • 三省堂
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784385162508

作品紹介・あらすじ

動物行動学者が語る、人間の身ぶりとしぐさの意味と風習の文化史。

お辞儀や舌を出すしぐさ、腕を組む、あくびをする、など、人間のさまざまな身ぶりとしぐさが芸術作品の中にどのように描かれているのか。
著名な動物行動学者で画家でもある著者が、特定の身ぶりやしぐさについて、広範な時代・地域・ジャンルの芸術作品を紹介しながら解説する。
図版総数231点、オールカラー。

・ベストセラー『裸のサル』をはじめ多くの著書がある動物行動学者デズモンド・モリスが、芸術作品に見られる人間の身ぶりやしぐさを研究・分析。
膨大な知識に裏打ちされたユーモアあふれる文章は、読む者の知的好奇心を刺激する。

・有史以前の部族芸術や初期の宗教画、現代アート、民芸品、ストリートアートまで、幅広い芸術作品を対象とし、231点をオールカラーで掲載。
特定のしぐさや身ぶりに関連づけて、時代も地域もさまざまな芸術作品が並ぶことで、見慣れた有名な作品にも新たな光があたる。

感想・レビュー・書評

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  • 動物行動学者による、人間の身ぶりとしぐさについての、文化史。
    第1章 挨拶・・・呼びかけ(敬礼)、握手、抱擁、
           お辞儀とカーテシー、ひざまずく平伏
    第2章 祝福・・・按手、ローマカトリック教会と正教会の祝福、
           仏教の祝福、ヴァルカンの祝福
    第3章 ステータス・・・背すじを伸ばす、指を三分割する、
        手を隠す、挑発する肘、コッドピース、足先を向ける、
        腰を屈める、自由な活動と汚れた都市部    
    第4章 侮辱・・・嘲笑する、舌を突き出す、鼻に親指をあてる、
           指を使ったしぐさ、手を使ったしぐさ、
           腕をぐいと突き出す、尻を見せる
    第5章 威嚇・・・拳を振り上げる、掴みかかる手、威嚇する表情、
           手袋で叩く、象徴としての威嚇のしぐさ
    第6章 苦悩・・・涙を流す、悼む、苦悶、恐怖、
           不快感、象徴的な苦悩
    第7章 自己防衛・・・逃げる、降伏する、鎧、遮断、
          ボディ・クロス、腕を組む、アームズ・アキンボ、
          指を十字に交差させる、盾としてのコルヌータ、
          タトゥ、ベール
    第8章 エロス・・・ヌード、女性の乳房、イチジクの葉、
            エロチックな抱擁、エロチックなキス、拘束
    第9章 休息・・・足を組む、しゃがみこむ、もたれかかる、
           横たわる、揺らす、あくび、眠る
    参考文献、図版出典一覧、索引有り。
    考察の文1~4ページと文中に記述がある画像1~6ページでの構成。
    『裸のサル』の著者が231点の幅広い地域と種類の芸術作品
    (古代の壁画から~バンクシーまで。日本の作品も)を対象にし、
    描かれた人間の身ぶりとしぐさについて、研究・分析する内容。
    分厚い本なので思わず冷や汗を流しましたが、画像が主。
    簡潔ながら詳細な考察に示される画像が次に纏められ、
    用例となる構成で、視覚でも分かり易い内容になっています。
    なかなかの力作で興味深く読めました。
    喜怒哀楽を表現する人間の身体の動き。
    似たような人間の身ぶりとしぐさでも、歴史の変遷、宗教、
    階級、その地での風習や文化等で、意味が異なります。
    一つのしぐさが、事件や悲劇を引き起こすことだってあります。
    その意味を知ると、芸術作品を観る目も変わることでしょう。
    それにしても指のしぐさ、実際にやってみると難しいです。

  • あの「裸のサル」の
    デズモンド・モリスさんが
    絵画に見られる「身振り」と「しぐさ」から
    読み取れる「ヒト」のあれこれを
    モリスさん風に
    ああだ こうだ
    と 自由気ままにおっしゃっている
    一冊

    このコロナ禍の中で
    行きつけの図書館のネット上で検索して
    お借りした一冊ですが
    その大きさ【サイズ】25cm 【ページ数】319p
    にちょっとびっくり
    でも「絵画」がメインになるので
    これはこれでいいのかな

    日本で紹介される「絵画」は
    ほぼ西洋絵画になってしまうのも
    仕方がないかな
    とも思いながら

    最後まで それなりに
    楽しませてもらいました

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