ことばさまざまな出会い

著者 : 見坊豪紀

• 三省堂 (1983年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[KOROPPYさんの感想 · 2020年3月10日]

見坊豪紀『ことば　さまざまな出会い』 #読了
1964年～1983年の文章や、話した内容をまとめた、随筆集。
日本語について掘り下げた本。

インタビュアーがいたり、質問者がいたり。
トーク部分は、疑問点や問題点をうまく明示しながらのやりとりで、わかりやすくおもしろい。

日本語について考えるとき、海外に住む日系人の日本語、という分野は想定外で、珍しかった。

古い本なので、現代ではすでに感覚が異なる言葉も多い。
今ではすでに定着した言葉や、逆に消え去った言葉が、新語や珍しい用法として注目されているのも、新鮮。