あれは錯覚か!? 超人気グルメのぶっちゃけ解剖学: 教授3人がヒットの“なぜ"を紐解く

  • 柴田書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784388153312

作品紹介・あらすじ

柴田書店の公式サイト『FOOD LABO』の人気連載「錯覚の美食―人気グルメの解剖学―」が単行本になった。食を取り巻く環境が著しく変化する近年、マーケティングだけで売れる商品を開発するのは難しい。その商品を多様な観点から分析・解剖し、その背景をより深く追跡することが求められる。本書では、栄養学、生理学、マーケティングの視点から、ヒット商品の“なぜ”を徹底検証。なぜ売れるのか、なぜ行列ができるのか、なぜ食べてしまうのか――等々、“なぜ”を紐解くことでヒット商品の真相が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • ずっと謎だつたラーメン二郎の行列、なんで不味いラーメンに行列?太麺の効用か。
    ノンアルコールビールで酔う訳も解って、納得。トクホ炭酸飲料のデータの出発点が、不健康な人じゃあね~。
    パンケーキは、朝ごはんには、無理かな~。
    でも、夏休みに孫が食べたい❗といったら
    原宿まで行くかも?
    ハンバーガーは、所得格差による食事の格差の拡大、こども食堂やフードバンクの事とか考えてしまいました。
    教授達の、わちわちしたお話が、面白くて早くこんな本読んだよーと、友達と居酒屋でワイワイやりたい‼️

  • 人気グルメというフレーズに惹かれてこの本を読んでみた。

    この本は栄養学の視点だけでなく、マーケティングの観点からも書かれており、そのグルメがなぜ流行ったか、どういう戦略で売り出したか、また8年前にどんなものが流行っていたかなど食品業界の流れなどを理解することができた。

    今回紹介された中でコンビニエンスストアに関しては今もなお成長を続けている企業であり、この本では当時弁当のセブンイレブン、スイーツのローソンを言われていたが、現在と比較してみると、セブンイレブンは弁当に加え、セブンプレミアムの展開、またファミリーマートは総菜を始めとするお母さん食堂の展開、ローソンはホットスナックの充実、また各社がPBブランドの導入など昔と比較してすぐ買えてすぐ食べれるものの需要と時代のニーズに合わせてコンビニ業界も変化していっていることが分かる。ただ、好きなものを好きな時に変えるということが原因で食の個食化が危惧されるとかかれていたが、この状況は今もなお問題視されている食育活動の普及などに関しては今後に期待したい。

    この本が出版されて約8年の月日がたつが、今も成長を続けている企業もあれば、最近はあまり聞かないなというものもあったので人気を保ち続けるということはとても大変なことだと改めて実感した。

    現在新型コロナウイルスの影響で飲食業界は窮地に立たされているが、この波に飲まれるのではなくこの状況をいかにうまく利用するかにかかってくると思う。

    「食」は人間が生きていく上で欠かせないもので食が幸せや健康をもたらす一方、食が原因で病気を引き起こす場合もある。食に関して正しい情報を持ち、生活を豊かにするきっかけにしていきたい。

  • いろんなレストランで供されるものを分解して、どういった素材がどれくらい使われているかを定量的に紹介するところはまだ読めるけれども、それ以外は何ら新たな発見はなく、ちょっと知的な人の居酒屋談義って感じ。
    誰を対象に、何を伝えたかった本なのかがよくわからない。

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著者プロフィール

笠岡誠一(かさおか・せいいち)
1967年、広島県生まれ。文教大学健康栄養学部教授。管理栄養士。食品栄養学修士(東京農業大学)。博士(農学)(愛媛大学)。
山之内製薬(現・アステラス製薬)健康科学研究所研究員、文教大学専任講師、アメリカ国立衛生研究所客員研究員を経て現職。専門分野は栄養生理学、食品化学。レジスタントスターチに早くから注目し、レジスタントスターチを増やした「ハイレジ食」の開発なども行う。テレビや雑誌などメディアでの解説も多い。

「2020年 『腸活先生が教える病気を遠ざける食事術 炭水化物は冷まして食べなさい。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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