幸福論 (現代教養文庫 532)

著者 : アラン 宗左近

• 社会思想社

感想・レビュー・書評

[sasakiarchtjpさんの感想 · 2010年3月30日]

目次
名馬プケファルス
刺激
悲しきマリー
神経衰弱
ふさぎの虫
情念
神託のおわり
想像力について
精神の病い
気で病む男
医薬
微笑
事故
惨劇
死について
態度
体操
祈り
あくびの仕方
不機嫌
性格
宿命
予言的な魂
われわれの未来
予言
ヘラクレス
楡の木
野心家のための話
運命について
忘却の力
大草原にて
近隣の情念
家庭で
心づかい
家庭の平和
私生活について
夫婦
倦怠
速力
賭
期待
行動する
行動の人
ディオゲネス
エゴイスト
王様は退屈する
アリストテレス
幸福な農夫
労働
制作
遠くを見よ
旅行
短刀の曲芸
地獄の引導
泣き言
情念の雄弁
絶望について
あわれみについて
他人の不幸
なぐさめ
死者崇拝
まぬけな男
雨のなか
興奮
エピクテトス
ストイシズム
汝自身を知れ
楽観主義
解きほぐすことだ
忍耐
親切
悪口
上機嫌
一つの治療法
精神の衛生
母乳讃歌
友情
優柔不断について
儀式
新年
祈願
礼儀
処世術
喜ばせる
医師プラトン
健康法
勝利
詩人
幸福は美徳である
幸福は寛大であること
幸福となる方法
幸福であるべき義務
誓わなければならぬ

著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ（語録）形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』（佐貫健訳、みすず書房、1964）に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』（森有正訳、1988）、『デカルト』（桑原武夫・野田又夫訳、1971）『プロポ』1・2（山崎庸一郎訳、2000、2003）『アラン　芸術について』（山崎庸一郎編訳、2004）『小さな哲学史』（橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房）などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」