ドグラ・マグラ (現代教養文庫 884 夢野久作傑作選 4)

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  • 社会思想社
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レビュー : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (670ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784390108843

感想・レビュー・書評

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  • 読みたい本リストに入っていたのを、kindle版青空文庫で見つけたのでダウンロード。
    読み始めてみたものの、最初の方で挫折しそうになりました。
    ところが、android版kindleをTalkBackで読み上げさせられると知って、歩いている時や家事をしている時、一人で車を運転している時など、耳が暇なときに聴いて読了。
    話は胎児の夢あたりから面白くなってきて、耳の寸暇を惜しんで聴いた感じです。
    後半は特に先が気になって一気に聴いた。

  • 1976年に、文庫判の『夢野久作傑作選』(現代教養文庫)5冊のうち最初のものを読んでから、5冊を順次読了することになった。探偵小説というものは、そういう読者を熱中させるものがあるのだろう。
    今は次の2つについて以外は、内容を思い出せない。
    1つは、長編『ドグラマグラ』に出てくる、新興宗教のような怪しい祭文。チャカポコ拍子をとりながら歌うような長文だったが、あの部分は再読してみたい。
    もう1つは虚言癖の娘が、自らの経歴そのほか全てを虚言で装い、そのように世間にとりつくろい、恋人にも接するのだが、そうしているうちに虚がばれそうになったのか、虚言そのものに疲れ果てたのか、忽然と姿を消す話。今の世の人間は誰しも自分を装うことばかりに気をとられてはいないかというテーマにもなってくる。
    その後の興味や関心の進展により、この2点だけは何度も思い出す機会があったので、自分の永いテーマとして記憶に残っているのだろう。

  • 独特の文体、異様な雰囲気、作中作の多さ、内容の難解さ…
    読むのにエネルギーがいる本。台風の日にでも家に篭って読むのがお勧め。

  • 青空文庫の中では、面白いと評価されていたので読んでみる事に。
    自分が何処に何処にいて、誰なのかわからない状況で物語はスタート。登場人物の数は多くないので序盤はサクサク読めます。ですが、中盤は博士の論文やら漢文が出てきたりして、斜め読みしてしまいました。とにかく大作なので、ある程度は斜め読みして、後半をしっかり読めさえすれば、全体のストーリーが理解出来ると思います。ただ、何回も展開がひっくり返されるので、何が正しいのか混乱するかも。
    精神病の歴史がわかり、怖くなります。

  • 「……これは何ですか……この『ドグラ・マグラ』というのは……」
    「それは、精神病者の心理状態の不可思議さを表現した珍奇な、面白い製作の一つです。この内容と申しますのは、一種の超常識的な科学物語とでも申しましょうか」
    「……超常識的な科学物語……」
    「実に奇怪極まる文章で、科学趣味、猟奇趣味、エロチシズム、探偵趣味、ノンセンス味、神秘趣味なぞというものが隅々まで重なり合っているという極めて眩惑的な構想で、気味の悪い妖気が全篇に横溢しております」
    「……どういう意味なんですか……このドグラ・マグラという言葉のホントウの意味は……日本語なのですか、それとも……」
    「……このドグラ・マグラという言葉は……」

     …………ブウウ――――――ンンン――――――ンンンン………………。
     …………ブウウ――――――ンンン――――――ンンンン………………。

     どこか近くで、ボンボン時計が鳴っている――。

    ---------------------------------------------------------

     コンクリートで囲まれた部屋で目を覚ました“私”。だが“私”には一切の記憶がなかった。記憶を取り戻すために、訪れた法医学教授により外に出された“私”だったが――。

     記憶を取り戻すため、教授から様々な情報を与えられ、手渡された書類に目を通していく内に、戸惑い、面食らい、虚と実、現と幻が綯い交ぜになり、やがて冒頭へと回帰していく。円環するウロボロスの理で構築された、無限地獄のような、循環する物語。
     その緻密で理知的ながらも常軌を逸した内容に、日本探偵小説史上における「三大奇書」に選ばれた推理小説。これはぜひ“私”に感情移入して、“私”に自分を重ね合わせて読んでほしい。

  • 読み終えたら気が狂うみたいな話を聞いて読んだけどそうでも。おれが理解しきれてないだけ?
    記憶を失った私が若林先生に連れられて思い出そうといろいろされると、すると正木先生の研究結果や遺書やらを読むことになって、したら正木先生が出てきて、話をしてみるとなんと研究の対象だった呉一郎は私で正木先生がお父さんだったと。私が解釈して終わるんだけど、まぁ正直いかようにも解釈できるんだね。
    胎児の夢だとか呉清秀といった中に出てくるお話がなかなか興味深かった。

  • 断念した

  • 長い!頭グルグル、最後の終わり方もしっくりこない感じ。後半はガーっと読めた感じ。京極夏彦さんの京極シリーズ風かと思いきや…なんだかな~モヤモヤ。後味悪い。

  • 読み進めるのが難しい本。だんだんと場面展開が複雑になってくるような感じがする。

  • ダンダン、面白くなってきタ。

    (≧∇≦) キター(≧∇≦)

    チャカポコ、チャカポコ・・・

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著者プロフィール

明治22 (1889)年1月4日福岡に生まれる。本名杉山泰道。幼名直樹。法号萠圓。父杉山茂丸は近代における政界の黒幕といわれた。旧制修猷館中学を卒業後、近衛歩兵連隊に入隊。慶応義塾大学に入学後、大正2(1913)年に中退。放浪生活ののちに出家し、僧侶となる。大正6(1917)年に還俗し、父の出資による農園を経営する傍ら執筆を開始。結婚し、喜多流の謡曲教授となる。大正8(1919)年に九州日報に入社、記者となる。大正15 (1926)年に「あやかしの鼓」を発表し作家活動を始める。昭和10(1935)年「ドグラ・マグラ」を出版。昭和11年(1936)3月11日逝去、享年47歳。

「2019年 『定本 夢野久作全集 第6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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