ドグラ・マグラ (現代教養文庫 884 夢野久作傑作選 4)

著者 :
  • 社会思想社
3.74
  • (62)
  • (30)
  • (87)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 422
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (670ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784390108843

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 過去に挫折すること数回、時間をたっぷり費やし、ついに読破。噂のキチガイ地獄外道祭文はそこまで苦労せず、私としては青黛山如月寺縁起が一番辛かった...現代では許されないだろう言葉選びも含め、ストーリーも面白く興味深く読めました。名作として語り継がれるのも納得です。

  • 独特の文体、異様な雰囲気、作中作の多さ、内容の難解さ…
    読むのにエネルギーがいる本。台風の日にでも家に篭って読むのがお勧め。

  • ダンダン、面白くなってきタ。

    (≧∇≦) キター(≧∇≦)

    チャカポコ、チャカポコ・・・

  • 読み応えのあるというか、かなり頭のなかをかき回された様な感覚が残っています。

    読んでいて、自分の境界が曖昧になるというかわたし自身も自分が何者なのかがまるでわからなくなってしまう様な変な感覚になりました…。

    ストーリーにはあえて触れませんが途中からのハラハラ感、夢中になりました。

    情景描写では光や昼下がりなんて言い回しがあったけど、どうしても日の光というものが上手く想像出来ないほど独特の暗さを持っているなあと思いました。

    もう少し日をおいたら改めて読み直そうかなと思います。

  • 今読むべきではなかった

  • 480 .2000.6.15.30刷、並、帯なし
    2012.10.11.伊勢BF

  • 青空文庫にて読了。
    さまざまな文体を操る人なのだが目が滑る滑る(意図的なのかも知れないが)
    カタカナが混濁。
    特に歌が好きな様だ。
    猟奇歌とか遺してるし。
    精神病に偏見有り過ぎて、発禁になってない世間の自由さ\(^o^)/

    カオスと言うか、この作品には「百色眼鏡」や「万華鏡」と言う表現が合う。
    そしてやっぱりジャンルはミステリだと思う。
    ミステリと言うかからくりだ。
    猟奇小説、詩、歴史小説、ミステリと兎に角さまざまな手法のパレードだ。
    作中で本作を解説するのも斬新だった。

    風景の描写がグロくて凄くよかった。
    もしかして夢野久作の最高の長所だったのではと言う位。
    死体に関する描写がフェチ的でよかった。
    解剖や死化粧の描写、子細過ぎて良い。

    夢野久作は正木博士みたいな人なんじゃないかと思った。
    正木博士と主人公の会話を見るに、夢野久作とお話出来たら凄く楽しそう。

    ドグラ・マグラを読むと発狂すると言うウワサを聞くが、いや、しないだろ。
    整合性の取れた狂気だもの。
    寧ろエンデの鏡の中の鏡の方が。
    でも視覚化に向いてるかも知れない。

    私はwebで読んだが、確実に紙の本で読んだ方が良い品である。
    全編に渡り物語がいきつ戻りつするので、紙で読まねば理解がカオスる。

  • 気味が悪いけど面白い。

  • 鬱になる。始めの方しか読めなかった。

    • サトコさん
      精神病練でのお話。しかしアルジャーノン〜みたいに成長とか衰退とかの話ではない。
      むしろ重い。暗い。希望がなかなか見出せない。
      精神病練でのお話。しかしアルジャーノン〜みたいに成長とか衰退とかの話ではない。
      むしろ重い。暗い。希望がなかなか見出せない。
      2008/06/13
  • 2005/12/30:日本三大奇書の一つらしいですよ! 確かに、確かに頷けるわ「脳髄の地獄(ドグラ・マグラ)」! 意味がわからなくても、音から不穏な空気が伝わる、このタイトルからしてすごい。 内容は、主人公が眼を覚ますとそこは独房で、全ての記憶を失っていた……っていう、一見するとミステリー。さて、ミステリーで済むかどうか。面白く無くは無いけれど、そうとうの読みにくさは覚悟してくださいね。

著者プロフィール

1889年福岡県に生まれ。1926年、雑誌『新青年』の懸賞小説に入選。九州を根拠に作品を発表する。「押絵の奇跡」が江戸川乱歩に激賞される。代表作「ドグラ・マグラ」「溢死体」「少女地獄」

「2018年 『あの極限の文学作品を美麗漫画で読む。―谷崎潤一郎『刺青』、夢野久作『溢死体』、太宰治『人間失格』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

夢野久作の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×