風成の女たち―ある漁村の闘い (現代教養文庫 (1126))

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  • 社会思想社
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784390111263

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  • 風成は大分県臼杵湾の奥にある小さな漁船です。これは臼杵湾に計画されたコンクリート工場進出を止めるための、風成の『女たち』の戦いです。

    彼女たちはなぜ、どのように闘ったのか。そしてその結果はどうであったのか。彼女たちの絶望的ともいえる闘いを支えた物はいったいなんであったのか。

    しかし現在、大資本はさらに巧妙に狡猾にしかも目立たずに我々の生活を変えてしまいます。狡知な企業は美しい着物をまとってやってきます。
    さらに狡知な資本は『あなたのために、あなただけに』やってきます。風成のような闘いは、もはや役に立たないかもしれません。しかし、まだまだ風成を教訓としなければならないことはたくさんあります。我々も戦いの準備を始めても、決して早すぎることはないでしょう。

  • 読んだものは例外なく泣く

  • Blog<a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/1071995.html " target="_blank">"蚕の桑"2005-05-07</a>(蚕)、<a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/1309219.html " target="_blank">"蚕の桑"2005-06-17</a>(蚕)、amazonリストマニア <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/richpub/listmania/fullview/3K7C7LCDIYPG3/250-1975420-5893857?%5Fencoding=UTF8 " target="_blank">"読むたび泣く本"</a>by下山
     松下作品は、すべてシリアスである。「豆腐屋の四季」にも泣かされたが、セメント工場建設反対闘争を扱った「風成の女たち」(読み:かざなしのおなごしたち)は、もうもう全編涙こらへることあたはず。<a href="http://blogs.dion.ne.jp/calimero/archives/1071995.html " target="_blank">...つづきを読む</a>

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著者プロフィール

1937年2月15日~2004年6月17日。作家、市民運動家。大分県生まれ。母親の急死により父親を手伝うため、大学進学を諦め、家業の豆腐屋を継ぐ。20代半ばより作歌を始め朝日歌壇にしばしば入選。69年、『豆腐屋の四季』を公刊、TVドラマ化されベストセラーになる。70年、豆腐屋廃業。上野英信を知り記録文学に目を開かれる。72年から「環境権」を掲げ豊前火力発電所建設反対運動に取り組み、敗訴するも31年にわたりミニコミ誌「草の根通信」を発行(380号で終刊)、全国の市民運動家に交流の場所を提供する。ノンフィクション『砦に拠る』、『ルイズ 父に貰いし名は』(講談社ノンフィクション賞受賞)、『怒りていう、逃亡には非ず』、エッセイ『いのちき してます』、児童文学『どろんこサブウ 谷津干潟を守る戦い』等の作品は、『松下竜一 その仕事』(全30巻)に収められた。

「2018年 『底ぬけビンボー暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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