あ・だ・る・と

著者 :
  • 主婦と生活社
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本棚登録 : 22
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391123272

感想・レビュー・書評

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  •  なんと書けばいいのだろうか……。
     高橋源一郎ってとても好きな作家なんだけど、この本に関してはどう受け止めていいのか、読み終わった今でも迷っている。
     非常に切ない場面もあれば、ユーモアたっぷりの場面もあり、いつもの「ああ、高橋源一郎って面白いなぁ」という瞬間もある。
     ただそれらが点在しているだけで、線になっていないように思える。
    「恋する原発」と同じように放送禁止用語がドシドシと出てくるが、その点は全く気にはならなかった。
     ただ「恋する原発」の方が、より必然性は高かったようにも思える。
     ちなみに、食糞や飲尿の描写が出てくるが、これを読んで「ああ、気持ち悪い」と感じた方は、同じ高橋源一郎の「君が代は千代に八千代に」は絶対に「読まない」ことをお勧めする。
    「君が代~」に比べれば、この「アダルト」の描写なんて子供だましもいいところ。
     僕自身、「君が代~」を読んで、本当に吐きそうになったから(比喩的表現ではなくて、本当に身体的に、物理的に、吐きそうになった)。

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著者プロフィール

1951年、広島県生まれ。81年『さようなら、ギャングたち』で群像新人賞優秀作を受賞しデビュー。『優雅で感傷的な日本野球』で三島賞、『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞、『さよならクリストファー・ロビン』で谷崎賞を受賞。

「2018年 『作家と楽しむ古典 土左日記 堤中納言物語 枕草子 方丈記 徒然草』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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