ガンをつくる心 治す心

著者 :
  • 主婦と生活社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391132397

感想・レビュー・書評

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  • 西洋医学では癌は形態的な診断学となっているが、臨床場面からがんの発症には心身症的な側面があり、心理的内容や肉体的ストレスによって癌が発症する部位が異なるという面白い内容を紹介している。2007年のソフトバンク新書よりも、こちらのほうが癌の種類を多く取り上げている。

    癌の恐怖心をなくせば、癌は治るという共通項が見て取れる。ただ、パラドックスは、積極的な治療法であれなんであれ、がんを治そうとすること自体が「癌への恐怖心や不安」から来ていること。意図して恐怖心をなくすことができないことはできないという矛盾である。自然発生的に心理的変化を起こすこと。心理的ストレスの解消が自然におきて、意図してなすことではないというのがポイントであるが、まるで難問である。ちなみに本書では、掃除や旅行に夢中になるなどして癌をという「現実から離れた」事例、他人の世話をしているうちに自分の癌はどうでもよくなって自分が癌だという重たい現実を「忘れてしまった」事例、癌になることで母の介護から解放されほっとし喜びで嬉しくなったことで重度の癌が再発もしていない事例、急性進行がんを上回る辛さの痔の痛みに気を取られた事例などが採録されていて興味深かった。

  • 乳ガン検診を受ける前に読みました。再検査になった時、この本のことが印象的で思い出しました。

  • 読みやすくてわかり易い。
    ガンになった人、回復した人の調査がされている。
    どのストレスがどの箇所に出るかなどは、とても面白いデータである。

    ガンが治った人は『ガンになる前の生き方とはきっぱりと決別し、新たな生き方に踏み出した人』
    『同じような心理的ストレスをもっていた人は、同じガンが、しかも同じ部位に発生する』
    『ガンはそれまでの自分の生活や人生を見つめなおすことを促している病気』

  • 『ガンをつくる心 治す心』(土橋重隆著、主婦と生活社)を拝読。
    著者の土橋医師は内視鏡手術、腹腔鏡下手術のパイオニアとも言える元外科医で、西洋医学のがん治療に限界を感じて、代替医療のメッカである埼玉県帯津三敬病院で終末期医療を学び、今は三多摩医療生協の国分寺診療所で外来診療を行っていらっしゃいます。

     帯津病院でのご経験などから、「右乳がん患者さんと左乳がん患者さんの違い」や肺がん、胃がん、大腸がんの患者さんの心理的傾向や生活歴の傾向など患者さんの性格とガンの関係を論じています。

     治癒した人から分かった「ガンを治す心」として、
    1.ガンの原因を作った現実から離れること
    2.ガンになった現実を忘れること
    3.自分流の生き方ルールで生きること
    なども大事な点を指摘されていると思います。

     霊能者でもあるクリスティン・ペイジ医師が著した『チャクラ 癒しへの道』(サンマーク出版)でもチャクラの状態と病気、症状の関係について詳述していて、その内容とも重なるところがあるように思えました。

     特に「ガンも立派な心身症の一つといえる」と仰っている点に深い共感を覚えます。
     
     「治癒の妨げとなるガンに対する恐怖心をなくすには」といった重要なことについても論じられていて、多くの患者さんの参考になる本でしょう。

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著者プロフィール

三多摩医療生協・国分寺診療所医師

「2006年 『がんにならない がんに負けないための本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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