自伝ドクター苫米地「脳の履歴書」: この「成功哲学」に学べ

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  • 主婦と生活社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391135251

感想・レビュー・書評

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  • 出てくる話の規模が大きくて読んでいてドキドキした。すごい世界を渡り歩いてこられてるのだなぁ…だから、こんなに言葉が深いのかと納得してしまった。
    天才の人生とはどんなものか。
    それをのぞき見る感覚が新鮮だった。

  • いったいこの人は、どういう人なんだろう・・・
    苫米地英人という人に興味深々なわたし。

    気づけば、3冊目だ。

    結論からいうと、この人はド天才なのだ。
    あまりにでっかい話や、夢のような話を平気でするので
    ほら吹きのペテン師かと思ったが、そうではなく
    ほんとに天才なんだ。

    人生が劇的に変わる方法を言葉を尽くして、いろんな著書で
    わたしたちに教えてくれているのだが、この人には簡単に、
    多分子供の頃からいつの間にか出来ていたような事が、
    並みの人間には、とてつもなく難しいわけだ。

    この人は生まれも恵まれており、祖父は国会議員、父は
    和光証券の社長から会長、叔父は米国三菱商事の社長とか
    とにかく、ハイソな家庭に生まれたようだ。

    中学1年の時に親の転勤でアメリカに行き、そこの中学に入ったら
    飛び級ということになり、日本でいう高校3年の学年に入ることになり、
    さらに数学では、大学の課程を勉強することになって、彼のために
    ニューヨーク大学から先生が高校に教えに来たというのだから、
    半端ない天才児だったようだ。

    しかも、スポーツでもボクシングでも奨学金をもらったというから、
    天は2物ならず、なん物も与えることがあるらしい。

    日本に帰国してからは、高校生の間から、
    塾では受験英語を教えるアルバイトをし、
    上智大学入学と同時にサイマル・アカデミーの前身の
    サイマル同時通訳者養成所にはいり、
    同時通訳として仕事を始めたそうな。

    また、通訳をやりながら、暇な時には、プログラミングも
    たしなみ、ドラクエなどのない時代にロールプレイングゲームの
    元になるようなゲームを作ってコンテストで賞をもらったりもしている。

    大学卒業後は、三菱地所に入社、社員をしながら、フルブライトで
    イエール大学に留学、その間にNYのロックフェラーセンター
    買収に携わり、ロックフェラー氏とも付き合いができたそうな。

    270人の応募者の中から、一人選ばれて留学したイエール大学で
    人口知能の研究をし、その後、カーネギーメロン大学では世界初の
    音声通訳システムを開発。

    その後、博士号をとり、徳島大学、ジャストシステムなどと
    関わり、また、オームの信者たちの洗脳をとく仕事もし、
    そして、さらには総務省の公募でP2Pに関するプロジェクトが
    一位になり、開発を進めているという。

    なんてすごい経歴なんだ~~~!
    こういう人のことを天才というのだろうなぁ。

    で、この人の理想の社会は、弱肉強食の資本主義ではなく
    みんなが仲良く平和に生きていける世界ということらしく、
    開発したP2Pのソースコードなどは、公開して万人の利益に
    なるようにするという。

    そして、次の世代をになう人材を育てる学校を作りたいとの事。

    こういう人は、能力を使えば使うほど
    やりたい事が、広がっていく人なのだなぁ・・・。
    それで、世の中にも多大な貢献ができるのだから
    うらやましいとしか言いようがない。

    あまりに凄過ぎて、開いた口がふさがらないというのが実感だが、
    この前読んだ原丈人さんといい、苫米地英人さんといい
    ポジティブな天才たちが、この閉塞感に包まれた日本と世界に
    風穴をあけてくれるような気がする。

    明治維新の坂本竜馬も凄かったのだろうけど、
    現代にも、毎日の生活に追われているわたしには見えていない
    遠くの地平線の夜明けが見えているのかもしれない。

  • 苫米地ファンとして、読まなければと思って手に取った本。他の書では語られない辛い出来事などが書かれており、唯一親近感が沸く一冊だと思う。天才とはこういう人を言うのだと納得させられる一面もあり、面白い。

  • 当時(1970年代後半)には、東大や京大には言語学がダメで、ディベートが強いのは上智しかなかった。それで作者は上智に入った。でも上智でも作者ほどのディベートが強い人はいなかった。

    学問とは学問そのものに価値がある、それ以外の目的を持つものではない。
    競争が必要だというのは騙されているだけで、うまく奴隷にされるための論理。
    人は競争しないことでよりよくなるはず。競争するから人はどんどん煩悩だらけになっていく。かつことが全てではなく、負けることがいいということを覚えなくてはならない。

  • とにかく超天才であることは間違いない!

  • これだけ突き抜けてれば、痛快。まだまだいけるかもと自分を鼓舞できました。

  • あまりにも頭が良すぎるのでしょう。私には理解できない、納得できなかった。一部を除いては。10年以内に日本は破綻するとか。数年後再読してみたい。

  • 面白い人だ

    私は一位以外には興味がない、ただし一位であればそれがどんな小さなユニットであってもかまわない。

    人は競争しないことでより良くなるはずだ>負けると言うことは相手を勝たせてあげることだ。
    課題や競争がないとひとは働かなくなる、というのはウソで、それは洗脳なのだ。よりよく勝った方がいいというのは、生産性を上げるための奴隷として理想化されているだけのことで、いかに負けるかを考えるのが重要なのだ。

    いかに負けるかを考えるということは、これは余裕だ。

  • 著者について知りたくて読書。

    ここまでくると全く嫌味に感じない所がすごい。むしろ心地いい物語を読んでいるような印章すら受ける。

    すごすぎて自分にとっての再現性がほとんど無いのが残念である。

    ぜひ、窮地の日本を救うような大きな仕事(特に教育)をして欲しいと願う。欧米型のカリスマCEOのように。

    読書時間:約1時間5分

  • 戊辰戦争はイギリスとフランスのロスチャイルド家の家族げんかの代理戦争。ドイツと日本が戦争にふみきったのはロスチャイルト家が石油の輸送を確約したからという説あり ロスチャイルト家の船は一隻たりとも沈められていない 原油をアメリカに運ぶ運送係りにあったのは彼らの参加にあった海運王のオナシス いまでも社長をしていると、いい話ありますよと嘘つきがやってくる 親の価値観をおしつけずに子供を育てることはできるはずなのだ。本人には自由な夢をもたせる。その内容は聞かないし、もちろんコメントもしない。そしてその夢の実現にやりたいことだけをする人生を送らせる スカイプインスカイプアウトでNTT株大暴落 アメリカの心理学者 ルータイス スコトーマ 心理的盲点 我々には自分にとって重要なことしか認識できない脳機能のカラクリ

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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