あしたも、こはるびより。: 83歳と86歳の菜園生活。はる。なつ。あき。ふゆ。

  • 主婦と生活社
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感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391139938

作品紹介・あらすじ

83歳と86歳の菜園生活。愛知県のニュータウンで、夫婦ふたり。キッチンガーデンで野菜を育て、換気扇のない台所で保存食をつくり、玄関のないワンルームの丸太小屋で暮らす。簡素だけど優雅な歳時記です。

感想・レビュー・書評

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  • 便利さと豊かさは別のものだ、とつばたさん夫妻を見ているととても感じる。

    「人生フルーツ」で知ったつばたしゅういちさんとひでこさん夫妻の生活。
    庭でたくさんの野菜や果物を育て、生活はひでこさんが作られる食事を含め手作りが溢れている。
    夫婦で足りない部分を補い合い、季節と共に暮らし、日々の生活を大切にしている。

    本当にすてきなのだ。
    おうちの至るところにある、しゅういちさんの手作りの愛に溢れた看板やメモ。
    ひでこさんの作る本当においしそうなお料理、お菓子。
    大切に使い込まれた食器や鍋。壊れたら直して大切に使い続けているお気に入りの家具。

    麦茶って手作りできるんだなって初めて知ったよ。

    手間をかけるっていうことは不便かもしれない。でも手間をかけるってことは自分でやるってことで、対象と向き合うってことだ。

    つばたさん夫妻は向き合い続けているのだ。きっと生活の、暮らしの細かい部分にまで。
    それって丁寧に暮らすってことだ。丁寧に生きるってことだ。「豊かさ」ってそれができる心を持っていられるってことなのかもしれない。

  • キッチンガーデン(=「畑」の意味合い?こう表現するとおしゃれだな)で収穫するものを、素材の味を活かした調理でいただく生活。朝4時起きでお世話をして、昼にはシエスタ(=昼寝)をする、その繰り返しの生活。でも育てているものの種類が豊富なので、季節ごとに違う楽しみがある、、とても憧れる。ご夫婦2人の息のぴったり感も素敵です。

  • こんな生活をしてみたい

  • とっても素敵な夫婦で、、、夫婦というよりほんま伴侶という言葉が似合う。自給自足の生活は憧れるなぁ。都会に住む自分はこんな生活でけへんけど、無駄のない生活は真似できるかな。

  • 手作りが愛しくなる

    こんな生活してみたい!

    ステキなご夫婦の生活の本。ノンフィクション。

  • 試してみたいレシピやライフスタイルがいっぱい! こんな風に相手を大事に思い合える生活がしたいなぁと思う。

  • 「家事でもなんでも溜め込んだらだめ、小さな積み重ねを繰り返していくことが大切なの。」という英子さんの言葉と、「たのしい」きもちを大切にするしゅういちさん。楽しそうな生き方だな、いい夫婦だなと思った。総カラーで見たかった。

  • ある夫婦の老後の丁寧な暮らしぶりを紹介する本。
    主人公は映画「人生フルーツ」の主人公である夫婦。
    四季折々の野菜や果物を「キッチンガーデン」という庭で育て収穫して食べる。
    外出する様子はあまりなく、自然で自給的な暮らしを心掛けている様子。
    夫婦の距離感が絶妙なのか、お互いの性格が上手い具合にマッチしているようで、何とも微笑ましい。
    執筆当時は黒電話を利用しているようで、このご時世でありながら特定の人と濃密なコミュニケーションを取っているのだと感じました。
    都会暮らしやネット社会に疲れた人にお勧めです。

  • お二人のお元気な姿を見ているとまだまだ頑張らないと~と思います。いちごがとっても美味しそう。

  • 背がすらっと高くてかっこいい笑顔がすてきなおじいちゃん・しゅういちさんと、ちっさくてかわいらしいお料理と手作り上手で笑顔がチャーミングなおばあちゃん・英子さんのくらしぶりがうかがえるくらしの本です。キッチンガーデンで野菜や果物を育て、収穫して、料理して食べる。とてもシンプルなんだけど贅沢なくらし。とってもステキ!あこがれます!私もこんな豊かなくらしがしたいなぁ。まずはできることから。やっぱり笑顔っていいな。丁寧な暮らすっていいな。と再認識させてくれる本。もっともっとお二人のことが知りたくなっちゃう。

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著者プロフィール

1928-2018年。愛知県半田の200年以上続く造り酒屋で育ち、50年、しゅういち氏と結婚。キッチンガーデナーとして大地に根ざしたていねいな暮らしを実践。夫婦の共著として『ききがたり ときをためる暮らし』(自然食通信社)『なつかしい未来のライフスタイル』『キラリと、おしゃれ』(ミネルヴァ書房)『ひでこさんのたからもの』(主婦と生活社)他がある。2018年6月、しゅういち氏のもとに逝く。前日までふだんの日常を過ごす。享年90歳。

「2016年 『ふたりから ひとり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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