子育ては心理学でラクになる

著者 :
  • 主婦と生活社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391144901

作品紹介・あらすじ

メンタリストのDaiGoがなぜ子育ての話をするのか?
それは「親は子どものメンタリスト」であるべきだから。
子どものココロを見るワザを身につければ、
子どもは自ら変わり、やる気を出し、将来の可能性を見つけ出します。
そしてお母さんはイライラから解放されます。
「なんで勉強しないの!」「なんでいうことを聞かないの!」と
もうガミガミしなくていいんです。なんてうれしいことでしょう。
ではそのために「どうすればいいか?」――これにお答えしたのが本書。
世界中の学術機関で立証された、最新の心理学に基づくワザを教えます。
日本唯一のメンタリスト・DaiGoさんから
子育てを成功させたいお母さんへ、最強のアドバイス。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■なぜ子育てに心理学が必要なのか?
75.6%の親が子どもにイライラしているという事実
なぜこじれた親子関係に気づかないのか
2週間あれば、子どもと夫にイライラしなくなる!?
子どもの将来がわかる「マシュマロテスト」
考え方、習慣、肥満、これらはすべて親から子どもへ感染する
■イライラしない子育ての秘密が明らかに!
なぜ子育てが上手な人は、ダイエットも成功するのか?
子育ての成功を決めるウィルパワーとは?
子育て中は〝誘惑〟に弱くなる
誘惑に負けやすくなる4つの状況
子育てストレスを減らすには、この食事
1日3分で効果が出る瞑想
■集中できる子ども部屋のつくり方とは?
ウィルパワーを鍛えると、集中力もアップする
「しちゃだめ!」と言うと1・5倍やりたくなる
「いつ勉強するの!」という前に
成功者のほとんどが早起き
口応えがなくなる食事
集中できる部屋づくり
勉強がはかどる激安ツール
カレンダーで時間の使い方がうまくなる
■やる気を引き出すコミュニケーション
反抗期を乗り切る唯一の方法
親子の会話のコツは「聞く」こと
子どもの心を閉ざす危険な言葉
子どもの悩みは無理に聞き出さない
やる気を引き出す7つの言葉
■子どもの可能性を広げるマインドマップ
子どものココロに火をつける「キュリオシティ」
子どもの悩みにも効く「マインドマップ」

感想・レビュー・書評

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  • 意思力でその子の人生が変わる。

    考え方、習慣、肥満、これはすべて親から子どもへ感染する。

    成績が高く、成長しても友達や教師に好かれ、給料の高い職業についていたのです。

    さらに、肥満度も我慢できなかった子どもより低かったのです。  

    これは、子ども時代に身についた意志力が、その後の人生を決定づけること、子どもの頃から衝動や誘惑に負けないよう自分をコントロールできれば、成功した人生を歩める可能性がとても高いことを証明しています。


    意思力の最も成績がよかったのは、「うつむかないで、背筋を伸ばしなさい」と命じられたグループでした。

    姿勢は最も意識が及ばない行動です。
    猫背になってしまったり、すぐ肘をついたり、足を組んだりするのを、私たちは無意識で行っています。
    それを「背筋を伸ばす」と意識することは、想像以上に意志力を必要とし、鍛えることができる行為なのです。

    2週間前向きな気持ちやポジティブな感情を保つことが求められたグループは暗い気持ちのときも元気を出すことが使命でした。そして、一番意思力の結果が悪かった。

    ひとつのことを我慢すると、他のことが我慢できなくなる」を証明したといえます。


    誘惑に負けやすく、ラクなほうに流れたくなる子どもを導くのは、「正しい方向に行け」と命令する親ではありません。子ども自身が自分で選択し、自分の意志で正しい道を歩いていると実感させることが大切。


    子どもの悪習慣は、自分で修正させること。そのために必要なのは「命令」でなければ「お説教」でもありません。


    行動心理学では、人が何かを始めようとするときに心を突き動かす「好奇心」を「キュリオシティ」と呼びます。

    大人も子どももあらゆる行動の源にはキュリオシティがあり、それが未来を切り開く力になる。

    何かを始めようとする動機と興味は継続する力となる。

    自分の内側から湧き上がってくるものに裏付けられない行動はとても弱く、挫折しやすい事がわかっています。

    これが全てではないでしょうか?

    子どもの興味を尊重し、主体性を応援できるか

    親ができるのは
    たくさんの経験をさせ
    選択肢を増やし
    本人に決断させる

    本人が決断すれば本人の責任となり主体性を育む

    人生を決めるのは親ではなく
    子ども自身だと改めて感じた良書

  • 非常にわかりやすく書かれていて実際生かせそうなこともいくつかある。ただし既に親としての経験から読んだ他の本と比較しても共感と言うところがどうしても得られない。知識として一生懸命に考えてこの本を書いている著者の気持ちとしては理解できるけれども、子供が親の心理を理解するために読む本を書いたほうがより良い物をかけるような気がする。そんな本の需要はないかもしれないけれど。

    心理学的観点から書かれた子育本の面白さを垣間見ることができてよかったが、心理学研究者の友人の子育てが必ずしもうまくいっているように見えなかったりとやはり実践と学問とは違うところがあるのではないかと思わされた。

    育児の合間にさらっと読んで使えそうなところだけうまく取り込むと言うのにはうってつけの本。

  • 変えられぬのは過去と他人
    変えられるのは未来と自分

    とかつてAqua Timezが歌っていたように、子どもではなく自分がまず自分の感情コントロールをし、意志力を鍛えようというお話。

    前半は学問的な知識が得られ、ふむふむなるほどとすいすいとページが進む。
    後半はやっとこさ子育てで有効なキラーワードや将来への導き方が登場。

    今の自分が親としてできている事、取り入れたい事を整理しながらサラッと読める本でした。

  • まさに机上の空論。あるいはその場しのぎ。
    ・・とは言い過ぎかもしれないが、今まさに子育てに奮闘しているお母さん、お父さんをはじめとする子供のことを本当に第一に考えて生きている人に対して著者の主張はあまりにも理解がないと思う。

    ここに書かれていること自体は、ロジカルに組み立てられ、エビデンスも示されており、決して間違ってはいない。むしろきれいにまとめられていると思われる。

    しかし、親たちは論理的に、あるいは感覚的にでもわかった上で、それでも子供と日々向き合う中で理性的になれないほど追い込まれる瞬間があることを著者は理解されていない(体験されてない)のだろうと感じてしまう。

    子供目線に立っているようで、実は大人目線、しかも親目線ではなく、客観的な第三者ポジションにいるのではないか。子供の人生に対して責任を伴わない祖父母あるいは叔父叔母の立場のように。

    また、結局は子供を誘導しコントロールしようとしている。メンタリストなので当然かもしれないが・・そういった感じがチラチラ見えるので途中から読むのが辛くなってきた。

    一言で言うなら、この手の本を読んでまでなんとかしたいと考えている親は『そんなことは分かっている』。

  • DaiGoが子育てのこと書いてるんだー読んでみたい!と思い選んでみた。
    子どもの気持ちを代弁してくれているように感じた。
    心理学を使って子どもをうまーく誘導する、という側面もあるけれど、まずは親である自分の考え方を見直すことが大切だとわかった。

  • 子供をコントロールしようという本ではなく、子供を動かすためにはまず自分が動かなければならない。
    子供が動じない子になるには自分の精神を安定させなければならない。
    そのために自分の精神を安定させることが一番といい、メンタルトレーニングなどの心理学テクニックが紹介してあった。

    子供に対してのイライラ感は自分の思い通りに動いてくれないという親側の都合であり、その思いから放たれるために心理学テクニックはとても重要だと感じる。
    人を動かすと同じ考え方。

  • 育児書とは全然違う。
    自己啓発本の方が近いですね。
    一応、子育てに活かせるような
    ないようになっていますが
    そうじゃなくても生き方に活かせるように感じます。
    子どもを変えようとするのではなく
    親自身が変わることで影響力が及び
    子どもも変わっていく。
    対人関係でも言われることですね。
    また改めて読んで理解を深め、実践していきたいです。

  • マシュマロテスト
    ウィルパワー

  • イライラガミガミが良くないのはわかってた。イライラする自分をどう制したらいいか、ハッとさせられた。

  • 子育てをしていてイライラするのは特殊なことではありません 。けれども 、 「親がイライラしていると子どもがうまく育たない 」というのも 、真実 。子どもが健やかに成長するには 、やはり親の接し方が第一なのです 。
    ハイライト(ピンク) - 位置138
    もし 「子どもが親の言うことを聞かなくて困っている 」と悩んでいるなら 、まだ問題は始まっていません 。 「どうにかして親の言うことを聞くようにさせたい 」という考えは 、ここできれいに捨て去ってほしいのです 。解決しなければならないのは 、 「なぜ親の言うことが聞けないのか 」という子どもの問題と 、 「なぜ子どもに聞いてもらえないのか 」という親の問題 、この 2点です 。
    ハイライト(ピンク) - 位置155
    なぜ 「やらなければならないことがある 」とわかっているのに 、やる気になれないのでしょう 。それは目の前にある楽しいほうを選んでしまったから 。片づけよりも遊び 、勉強よりもマンガ 、そして面倒なことはいつも後回し … 。
    ハイライト(ピンク) - 位置173
    高圧的に従わせようとするのも 、 「自主性 」に任せて放っておくのも 、結果的に子どものためにならない 。だとすると 、どうすればいいでしょう 。実は 、話は簡単です 。 ・子どもが聞いてくれないのなら 、子どもが聞いてくれるような言い方 、導き方をすればいい 。 ・ 「子どもに対してイライラしてしまう 」という一番大きな問題については 、イライラしなければいい 。
    ハイライト(ピンク) - 位置233
    よい習慣が身につかないのは 、 「子どもに意志力がない 」ことに原因がありました 。 「意志力を持ちなさい ! 」と言っても 、子どもが変わる可能性は低いもの 。ですが 、あなた自身が意志力を持って何かを始めれば 、それは必ず子どもへ感染し 、子どもの意志力を高め 、必ず子どもは変わり始めます 。
    2章 イライラしない子育ての秘密が明らかに!
    ハイライト(ピンク) - 位置260
    何かを実現しようと思ったら 、一度やると決めたことをやり遂げる 「意志力 」が必要です 。それは 、サボろうとする欲求を抑えると同時に 、さまざまな誘惑に屈しない自己コントロ ール力と 、目標に向かう集中力を生み出します 。これらを高めて目標達成のために 、そしてよりよい自分になるために必要な力を 、 「ウィルパワ ー 」と呼びます 。

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