マザーズ 僕には3人の母がいる

  • 主婦と生活社 (2016年7月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (212ページ) / ISBN・EAN: 9784391148985

作品紹介・あらすじ

<第1章 マザーズ>
両親の愛情を一身に受け、優しい性格に育った19歳の浪人生・山瀬健太は、ひょんなことから自分が養子であることを知ってしまう。実の親と信じて疑わなかった父母とは血のつながりがなかった……。健太は自分の出自と産みの母のことを知るため、特別養子縁組の仲介をおこなうNPO「スマイルベビー」を訪れる。

そこは、さまざまな事情を抱えた妊婦たちが身を寄せる駆け込み寺のような場所だった。どうしても赤ちゃんを育てられない妊婦たちは、出産後すぐに「スマイルベビー」代表・奥田貴子の力添えで特別養子縁組をおこない、育ての親にわが子を託す。

特別養子縁組は、子どものための制度。ひとりでも多くの赤ちゃんの命を救いたい。幸せな人生を送らせてあげたい──そんな思いで奔走する貴子は明るく、包容力にあふれた女性。そして自らも悩みながら養女を育てるシングルマザーだ。貴子に促されるまま、「スマイルベビー」で過ごすことになった健太は、貴子や妊婦たちとふれ合いながら産みの母、育ての母の思いを知っていく。

“産みの母に会いたい”――健太の願いはかなうのか?

<第2章 マザーズ2015~17歳の実母~>
母子家庭に育ち、弟ふたりの面倒をみながら地元の高校に通う麻子は地味で目立たないものの、成績はトップクラス。そんな麻子の妊娠が発覚するが、担任教師の洋平が理由を尋ねても「覚えていない」の一点張り。麻子の母・美津枝にはまったく連絡がとれず、洋平は困り果てていた。

洋平は麻子を連れ、予期せぬ妊娠をした妊婦たちが身を寄せるNPO「スマイルベビー」を訪れる。ここは、さまざまな事情からどうしても赤ちゃんを育てられない妊婦たちと、子どもに授かることができず養子縁組を望む両親とを結びつける支援団体。代表の奥田貴子は麻子を迎え入れるが、生活をともにするうちに麻子の身に起きた恐ろしくつらい過去が明らかに。
実母(産みの母)、養母(育ての母)、そして特別養子縁組で両者をつなぐNPOの貴子という3人の“マザーズ”を通し、命とは、母性とはを問う。

感想・レビュー・書評

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  • ドラマの脚本。大好きな青山美智子さん作。
    ドラマを見ずに読み、特に1話目の両親が実は実の両親でなかった青年の話が感動して読みながら泣いてしまった。
    母親の子供への愛情って本当に無償の愛で強いもの。

  • 産まれてくる子を救いたいと思う気持ち、そして育てられない親の気持ちがあふれ出している小説だった。
    何故生きているのか、生まれてきたのかと考えている自分は幸せなのだろうなぁと考えながら読了。

  • 期待し過ぎたかな
    ドラマの方が良かったかも・・・

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著者プロフィール

1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』(U-ku氏との共著)『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。

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