喰ったらヤバいいきもの

著者 :
  • 主婦と生活社
3.86
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本棚登録 : 88
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784391150452

作品紹介・あらすじ

北は知床から南は石垣島、果ては香港ドブ川、アマゾン奥地まで――。

バラエティ番組『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)はじめ、メディアで局地的大人気の「キモうま」生物ライターが「脳が拒絶する」モンスターを探して、獲って、喰ってみた!!

「喰ったら鬼のようにマズかった!」「喰ったらこの世のものとは思えないほど美味かった!」「喰ったら死にかけた!」「喰う前に死にかけた!」27種の生き物たちの生き様と探索&捕獲劇、そして味わいまでを、著者自ら全力全開「五感フル動員」取材。
ついでに、謎の多き生物ライター・平坂寛さんの自伝エッセイも収録。

大人も子どもも、「学んで!」「笑って!」「楽しめる!」新たなサイエンス・エンターテイメント、ここに誕生!!

感想・レビュー・書評

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  • え、喰ったらヤバい生き物を!?え、え、喰ったの!!?

    なんて、二度見三度見しながらレジに向かいました『喰ったらヤバいいきもの』。

    出会った全ての生き物たちを、文字通り「五感」をフル動員して知りたい!という熱すぎる思いから、喰いも喰ったり27種。
    魚類あり昆虫あり、喰うのみならず刺されてみたり痺れてみたり、とにかく全身全霊で対象にぶつかって行くそのお姿に、読んでいるこちらも手に汗握りながら「すげえ……なんかとにかくすげえよ……!!」と語彙力を失いっぱなしでした。

    人間の知的好奇心ってすごい(←まだ失ってる)。
    本書に書かれている「えっ、そんなものまで!?」や「そこまで行っちゃうの!?」なアレやコレやは、全て著者・平坂寛さんの知的好奇心を原動力とするものばかり。
    誰かから教わったり本で読んだりするのもいいけれど、何より自分の目で見てみたい!自分の身体で感じてみたい!そんな、本来は誰もが持っている欲求を全開にして飛び回ってる。
    そういう姿って、伝染するような気がします。
    私よりも先に本書を読了した夫は、自ら料理の腕をふるうべく市場に出掛けたし、私は私で読書欲が止まらなくなっている。好きな事に打ち込んで「楽しい!!!」って叫ばれると、自分も自分の領域で同じように「楽しい!!!」って言いたくなる。

    個々のチャレンジも勿論面白かったのですが、特別読み物「ドキュメント!謎の生物ライター・平坂寛」イチオシさせていただきます。特に小中高生に薦めたい!

  • デイリーポータルZのライターかつモンスターズProショップのボスでもあるところの平坂寛さんの著者3冊目。
    基本、ウェブでも公開していた生き物を追っかけて食べる記事の単行本化。
    分量も減ってしまっているのでボリュームとしては個々の記事を追うほうがいいけど、まとまっているのはありがたい+著者の来歴の話はすげえ面白かった。

  • 読了。そっかー虫の味は大きく分けると「エビ・カニ系」「イモ・マメ系」の2系統に分かれるのかあー。
    ベア・グリルスが好きでたまに観るのだけれど、あのひと虫を食べて「一般的な虫の味です」とか言うことがあるんだ。一般的な虫の味は知らない、特に生は。

  • 沖縄県産サソリモドキの天ぷら、アマゾン産デンキウナギの蒲焼き、フィリピン産フナクイムシの踊り食い、神奈川県産ガーパイクの丸焼き、タスマニア産キングクラブの浜茹で…etc.北は知床から南は石垣島、果ては香港ドブ川、アマゾン奥地まで―大人気の“キモうま”生物ライターが「脳が拒絶する」生き物を探して獲って喰ってみた。(アマゾン紹介文)

    とても贅沢かつ危ない一冊。
    いわゆるイカモノ喰い本なのですが、その種類の豊富さとわかりやすい「ヤバさ」が伝わるカラー写真で、何を食べるんだろう、どう食べるんだろう、とどんどん読み進めてしまいます。
    収録されているお話はweb上でも掲載されているようですが、本のほうが読みやすいかなぁというのがぱっと見た印象です。

  • この作者、マジで全部食べたのか?すごい!
    ゲジゲジが本体がウマイって、真似できない。

  • タコでも、ナマコでも、シャコでも、イナゴでも、ウナギでも、
    最初に「食べてみよう」と思った人はとても勇気があると思う。

    「これ、食べてみようか」という人探究心は、きっと私たちの
    DNAに組み込まれているはず。ただ、それが眠ったままでいる
    のか、常に活動しているのかが私と著者の違いなんじゃないか。

    食べてます。いろんな生き物を。しかも、誰に頼まれたのでも
    ないのに「それ、食べて大丈夫なのか?」という生き物を食べ
    てます。

    冒頭のオオカミウオなんてその見た目だけで強烈なインパクト。
    フィリピンの人たちがたんぱく源として珍重しているという
    フナクイムシなんてわざわざ食べなくても生活して行く上で
    何の支障もないのに食べている。

    なぜ、食べるのか。それはひとえに著者の「生き物への愛」ゆえ
    なのだそうだ。知りりたい・見たい・触りたい。ここまでは分かる。
    もっともっと、生き物を知りたい。だから食べてみるとなると、
    理解出来るような、出来ないような。

    本書では全27種の生き物を捕獲する過程から調理と食べた結果まで
    がかなりコンパクトにまとめられているので、いささか物足りなさ
    もある。

    文章自体は非常に軽いノリで書かれているので、これは読み手に
    よっては合う・合わないがあると思う。私はあまり好きな文章では
    なかったわ、残念ながら。同じような文章が多いのが引っ掛かって
    しまったのよね。

    テレビのバラエティ番組でも活躍中らしい著者である。これからも
    見て・捕って・触って・食べてを繰り返して行くのだろうな。くれ
    ぐれもお体、お大事にと思わずにいられない。

    尚、本書では禁断の美味といわれるバラムツも食べている。人間の
    内臓が分解できない脂を持つバラムツ。やっぱり食べるにには紙
    おむつ着用が必要なのね。

  • 愛するあまり「喰う」ことで五感をフルに使って対象全てを堪能する、パリの佐川くん級の生き物への常軌を逸した愛情が迸る生物ライターの著作。

    海・川(ドブ川含む)・陸のあらゆる「絶対食べたら死ぬ」的な食いも食ったり27種の生き物は、日常我々が考える「生き物」の定義を軽く超える禍々しい見た目や臭い、そして毒。それをひっくるめて注ぐ生き物への敬意と愛を前にただ震えて笑うのみ。
    捕獲から調理まで全て自力。小柄な女性の背丈ほどある大魚でも100均グッズで釣り上げる。
    調味料は、少しでも美味しく頂こうとあれこれ創意工夫する熱意とどんな味であろうと丸ごと食べ尽くす飽くなき好奇心。思わず食べてみたいかも、と身を乗り出しそうになる。
    フナクイムシのエイリアンもかくやのグロテスクなビジュアルに美味な味わい。生き物とは、人間とは、生命を丸ごと頂くことへのオマージュに溢れた一冊。

  • いま、ほとんどの子どもたちは、店で売ってるものしか食べたことがない人が多いです。
    ついこの前までは、野山や海で採ったり拾ったりして食べてたんですが……。
    なのでこういう本は、積極的に入れたり、紹介したりしたいと思います。
    そういう世界もあるってね。
    この本にはとりかた、調理の仕方まで載ってます。

    2017/10/13 更新

  • 内容は前の本とかぶっているところもあるし、一つの生き物につき写真やレシピも入れて4か6ページなので、ちょっと読み足りない。この文字数でおさめるために、随分はしょったのだろうと思われる。正直言って、前の本の方が面白さは上だと思う。

    ただ、前の本は写真が口絵以外は白黒だったが、こちらはカラーなので見やすいのと、どうしてこういう仕事をするようになったのかという自伝的なエッセイがあったのは良かった。

    しかし、なんというか、体に気を付けてと心から思った。こんなことで死んだらシャレにならない。基本面白おかしく読む本なのに、笑えなくなってしまう。食べること自体の危ないのに、わざわざ咬まれたり、外国で生き物を獲りに行って、ギャングに襲われたりしてるんだもの。小学生でも読めるけど、好奇心旺盛な子どもには薦められません。

    食べてるものは、水や水際に住んでるものが多いけど、よく考えたら珍しければ何でもいい訳だよね…と私の隣で寝ている猫を見ながら思った。猫は珍しくないけど、ブルーギルやブラックバスより迷惑だと思い、嫌っている人も多いわけだし、絶滅危惧種でもなく、野良なら所有者もいない。猫も喰っちゃう?(今猫から、凄い目でにらまれた、ような気もする)
    哺乳類もありなら、そこも笑えるかどうかの分かれ目になりそうではある。

    まあ、とにかくあまり無茶しすぎないで。外国に獲りに行くときの紀行文も面白く書いてくれるといいな。
    今流行の?ヒアリも出てます。

  • ゲテモノだとわかっていて読んだせいか、思ったより面白かった。
    デンキウナギの電撃を受けてみたい、というのはちょっとわかるな。ペンキ塗りたてを触っちゃう心理と同じだ。食おうと思うかはまた別問題だが。
    フナクイムシやカミキリムシの幼虫は美味い、と聞いたことがある。興味はあるが、まあ食うことはないだろうな。

    文体がWeb調で品がないのはちょっとアレだ。

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著者プロフィール

ひらさか・ひろし……1985年、長崎県生まれ。生物ライター。モンスターズ株式会社取締役。琉球大学理学部海洋自然科学科卒業。筑波大学大学院生命環境科学研究科環境科学専攻博士前期課程修了。大学院在学中の2011年より、生物ライターとして本格的に活動を開始。外来生物や深海魚、珍獣など、自らターゲットを探し、捕らえ、味わうという独自の取材姿勢が局地的大反響を呼び、一躍人気ライターに。現在はWebサイト『デイリーポータルZ』や『動く図鑑MOVE』(講談社)などのWebメディア、雑誌への執筆や講演活動のほか、『有吉弘行のダレトク!?』(フジテレビ系)をはじめテレビ番組へも多数出演する。ちなみに「世の中で一番美味しい」と思う食べ物はマクドナルドのフライドポテト。

「2017年 『喰ったらヤバいいきもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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