- 主婦と生活社 (2024年1月31日発売)
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感想 : 22件
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784391161014
作品紹介・あらすじ
こんな方に向けて──。
●少しでも介護の仕事に興味を持っている方
●いま、ご家族の介護をされている方
●将来のことを考え、漠然と不安を感じている方 など
お笑い芸人として活躍しながら、2023年介護福祉士の資格を取得した、安藤なつ(メイプル超合金)。伯父の家が介護施設を運営していたことで、幼少期から介護が身近にあり、“介護現場歴20年”という、異例の経歴を持つ。
「介護は、直接触れ合うことで得られるものがある」
「介護の楽しさや魅力を発信できたら……」
「介護の仕事は、決してきれいごとだけではない」
そんな彼女が、介護を通して、さまざまな方と出会い、触れ合うなかで、感じていた想いとは? 20年間の経験と介護への想いを綴った、コミックエッセイ。
<目次>
【Chapter1】伯父が運営する介護施設へ
対談コラム:介護福祉士×安藤なつ(1)
【Chapter2】初めての着替え任務
対談コラム:グループホームスタッフ×安藤なつ
【Chapter3】信頼と実績の夜間の訪問介護
対談コラム:デイサービススタッフ×安藤なつ
【Chapter4】ある日のおむつ交換
対談コラム:訪問介護スタッフ×安藤なつ
【Chapter5】M-1の前日まで続いた夜間勤務
対談コラム:地域包括センタースタッフ×安藤なつ
【Chapter6】介護福祉士の資格取得
対談コラム:介護福祉士×安藤なつ(2)
感想・レビュー・書評
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あの安藤なつさんが、介護福祉士を持っていたなんて!ちょっと驚きました。安藤なつさんの伯父様が介護施設を経営されていて、小さいころから自然と介護に触れてきたそうです。施設の介護士のみならず、訪問介護の経験もあるようです。
まめこさんのマンガもいい感じで、安藤なつさんの数々のエピソードにぴったりです!夜間のオムツ交換に入って、おばけと間違われてもそのまま否定もせずに、おばけになりきってオムツ交換をしたってスゴイですよね~!!
お笑いの仕事も好きだけれど、介護の仕事も好きっていう、安藤なつさんの思いが伝わってきます。実際、介護の仕事をしていて、この仕事が好きって言える人ってどのくらいいるんだろう?私は、どうなんだろう??と読みながら思っちゃいました。安藤なつさんのような、介護職が増えるといいなぁ…というか、私も介護を受ける側になったら、安藤なつさんの介護を受けたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安藤なつさん…素敵な人。
介護に詳しい人っていうのは知ってたし、もちろん芸人さんということも。
でも、こんな生い立ちがあり、42歳の今があることを知る。。。とても自然体で、流れに逆らわず、それでいて自分にとって何が大事かをよく理解していて、明るく朗らかに生きていらっしゃるように感じた。もちろん、キレイごとばかりでは無いだろうけれど。。。個人的に介護を経験して、この本にあるような施設はひと通り巡ったけれど、当初の何が何やらわからない、という混乱を思い出した。この本に書かれてあるのは、どれも介護にとって必要な知識であり、知っていた方が断然良いことである。
わかりやすく整理されていて、プラス、安藤なつさんの実体験を元にした現場での感想や、専門家の意見やインタビューも盛り込まれていて、ハードルが低い状態で、介護のいろは、を知ることができると思う。日本には恥の文化があり、なかなかオープンにしづらい、そこをなんとか手助けして、介護をする側もされる側も、もっと楽しい気持ちになれますように…という安藤なつさんの言葉が強く心に響いた。これこらも、なつさん、頑張ってね。 -
著者は「メイプル超合金」というお笑いコンビで活躍されている安藤なつさん。
なつさんは、子供の頃に伯父が運営する介護施設へ遊びに行ったのをキッカケに「介護」にかかわり始めます。なので、介護現場歴20年以上の大ベテラン!
♡ブログにて詳しいレビューしています♡
https://happy-books.hateblo.jp/entry/books-kaigo20nen -
介護についてお笑い芸人の安藤なつが語った一冊。
マンガ+対談形式で良みやすかった。
そして、介護について幼少から触れてるだけあって、その内容には説得力があった。 -
安藤なつさんは昨年「介護福祉士国家試験」に合格されました。
それをきっかけにこの本が誕生しました。
私はクイズ番組大好きで、カズレーザーさんはよく見ます。
安藤なつさんは時々しか見なくてあまりよく知りませんでした。
この本でいろいろなことがわかり楽しかったです。
カズさんがなつさんにラブコールしたんですね!
しかしこの本の主旨はそういうことではなく
「介護の世界に興味をもってほしい」と。
先日読んだ『お尻ふきます!!』原作さかまきさんも登場。
お笑い界も多様化ですね。
介護の仕事されているかたには
ただただ頭が下がるだけで
自分が関わろうとは……。
でもずっと無関心ではいられないかも。
こういったかたちで安藤さんやさかまきさんに紹介してもらえたら
ちょっとは知ることができて良いかもしれません。 -
介護の世界において、ワタシの大先輩にあたる介護福祉士・安藤なつさんの本。何とも分かりやすく説明されている。高齢社会の日本において、こういう一冊が必要かと。相方のカズレーザーにスポットが当たりがちだが、介護を身近に感じてもらえるよう、安藤さんをもっと取り上げて欲しいところ。
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369/ア/
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介護を楽しいって捉える感覚に触れることができてよかった
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安藤なつさんが介護職をされていたことをこの著書で知りました。あたたかくて優しい眼差しを持ったかたで、こんな介護士さんに介護されたいな。介護に携わる方との対談で、親をハグするというエピソードがありました。そんなこと恥ずかしくてとても自分にはできそうもないと思いましたが、自分が年老いた時に息子にハグされたら嬉しいと思うので、勇気を出してハグしたい。
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介護士に転職するか悩んでいる時に、介護福祉に関する本を図書館で探してた時に見つけた本。安藤なつさんが介護士の仕事をされていたり、介護福祉士の国家資格を持っていることをこの本を通して知りましたが、真摯さ・誠実さ、介護への誇りを感じ、私も自信を持って介護士を目指したいと思えました。
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市立図書~介護福祉士の資格を持つお笑い芸人安藤なつさんが、介護と出会ったきっかけや、自分にとっての介護を語り、介護の現場を経験しての体験を綴ったコミックエッセイ。現役で介護職をされている方々との対談を収録したコラムも勉強になりました。遠くない未来に親であったり、自分自身が受けることになるかもしれない介護、避けては通れない道。たくさんの人に読んで欲しいな~
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ラジオ等でも折々で幼少期からの介護経験の話をしていたし、別のなつさん著の介護本も読んでいたので、この本は今に至る過程をより詳しく知ることができました。
「介護(職)をポジティブに」といったことはメディアでもよくお話されていたけれど、本にまとまっていると断片的でない分、なつさんの「意志の筋(すじ)」みたいなものが感じられて、その思いがより強く伝わってくるように思いました。
介護職については何かと悪いニュースやネガティブなことばかりが情報として目立つけれど、目立たない部分ではその逆のこともまた多々あるんだよね、と思わせてくれる良い本でした。
それにしてもまさか優香.の話が数ページものっているとは!懐かしいー!! -
369/ア/
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介護制度についてもとてもわかりやすく書いてある。そして介護の悪い面より良い面が、自然と漫画で描かれていて、とても良い本だった。なつさんがとても優しくて、バケモノと言われて「それに乗っかることにした」とバケモノを貫いてみたり、お相撲さん?と聞かれて「今場所はー」と答えたり、なつさんもとても楽しそう。騒がれたり叩かれたりして嫌になることはないの?と聞かれて「何かされたとしてもその人なりの背景や理由があるから、私が怒ったり傷ついたりすることはなかった」と淡々と答える懐の広さは、とてもかっこいいと思った。
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安藤さんの心の余裕と体力すごいなあ。夜勤だけ続けるのも大変だと思うのに、お笑いと両立していたり。楽しさとやりがい。仕事だから、第三者だからできること。
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なつさんが、介護が好き!っていいなぁ〜。
介護に対してポジティブな気持ちが生まれてよかった。 -
芸人でありながら介護福祉士の資格を持つ安藤なつさんの介護のお仕事エッセイ。小さい頃から親戚の介護の仕事をお手伝いし、介護の世界にひたることで介護を楽しいと思えたと。叩かれたり暴言を吐かれたりしても辛いとかきついと思わなかったそう。介護の世界でそう思えるのが純粋にすごい。利用者さんのことを考えれる安藤さんのような人が増えたら介護の世界も変わりそう。
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漫画と対談形式でとても読みやすかった。
介護職の大変さだけでなく、それを上回るやり甲斐や楽しさ、嬉しさがわかりやすく
現場の様子と介護職員を続ける方の気持ちを理解できたように思う。
工夫次第でご利用者様とコミュニケーションが取れるようになっていくことや、関わり続ければ受け入れてくれるようになるなど、具体的に状況を知ることができて良かった。
安藤なつの作品
