お坊さんのための「仏教入門」

著者 :
  • 春秋社
3.60
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 19
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393106129

作品紹介・あらすじ

お坊さんが仏教のことを知らない?葬儀や先祖供養は必要か、お墓はいるのか、霊魂は実在するか、浄土はどこにあるのか、脳死は人の死か、お寺の公益性とは何かなど、お坊さんが答えにつまるような難問に回答のヒントを示唆し、お坊さんを応援する異色の仏教入門書。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 仏教を「思想」「哲学」という観点から捉えることを否定し、実感と生活感を伴った「信仰」「宗教」(非科学的・不合理なものをも包含するもの)として捉える。

    そして、日本に根付いた「日本仏教」に対して肯定的であり、根本仏教・原始仏教やテーラワーダ仏教を純粋なものとしてあがめる傾向に注意を促す。

    具体的には、ゴーダマ・ブッダが、必ずしも呪術を否定していなかったこと、出家主義の採用、生産活動の否定及び在家の葬儀への不関与という方針は、当時のカースト制度によるやむを得ない選択であったことなどを指摘する。

    また、東日本大震災に関連して、仏教の僧侶に対し、「鎮魂」の役割が求められているとも指摘する。

    日本の仏教に肯定的であり、日本の仏教への批判への応答に多くを割いているため、「入門」と言いつつも、何をもって「仏教」というのかについては、あまり詳細に述べられていない。
    それが、「お坊さんのための」という題名の意味なのかも知れない。

  • お坊さんのためと書いてるけど、一般人の私が読んでも面白かった。
    仏教界の裏話的なことが満載感たっぷりで興味深かった。

    正木さんの他の本も読みたくなった。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

宗教学者 (専門はチベット・日本密教)、慶應義塾大学・立正大学非常勤講師。
Eテレ 『NHKこころの時代』2018 年度上半期「マンダラと生きる」に出演中。
『世界の宗教がまるごとわかる本』エイ 出版社( 2015.10 刊)など、著書多数。

「2018年 『しししのはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

お坊さんのための「仏教入門」のその他の作品

正木晃の作品

ツイートする