- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393132524
感想・レビュー・書評
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中村元氏がどこかの講習会で用いたテキストが元。
文化勲章を受章した大学者が、仏教のほんの基礎の基礎、それもブッダの生涯をかいつまんで説明したものだが、彼にとっては何の苦もなく書き上げられただろう。
仏教って、分かります?知っています?
これほど生活の中に溶け込んでいて知られていない宗教はないんじゃないだろうか。
2500年前の教祖であり、しかも言葉による伝承だから、後世によって様々な解釈や追加が加えられ、オリジナルはよく分からない。
・・・・ということさえ知らなかった。
宗教に付き物の特定したドグマ(教義)が存在しない。
さらに付き物の不滅の魂も認めない。
神を最高位として認めず、仏の下だと見る。
苦行の価値を認めない。
本質は無であって、全ては因縁から生じている。
人生は苦るしみの輪廻であり、そこから逃れるのは悟りしかない。
ではブッダはどんな悟りを開いたか。
それがよく分からない。
なぜなら、ブッダは解くべき対象によってその説明を変えたから。
悟りについて様々な伝承が発生して、収拾がつかない。
だから様々な仏典が存在する。
三蔵法師とは西遊記の玄奘三蔵のことではなく一般名詞であり、三蔵に精通した僧侶のこと。
・・・等など。
・・・・ということさえ知らなかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ブッダの生涯を分かりやすく解説した普通の本だった。
とりたてて目新しいことはなし。
本当に入門だった。 -
「原始仏教」と呼ばれるお釈迦様が説法されてた事を知るのがよいかと。
読みやすいです。 -
長岡さんおすすめ
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インディラ・ガンジーは、インド初代首相ネルーの娘。1984年、護衛兵をしていたシーク教徒の凶弾に斃(たお)れた。
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とてもわかりやすかった。
同じことばでも、現地の気候風土で内容や感性が違う。
異文化理解の教科書としても勉強になる。