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- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393135310
感想・レビュー・書評
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十牛図の解説より自他と唯識論の話をまとめた本と言えるかもしれません。
以下、記憶に残った箇所を私なりの言葉でまとめたものを列挙。
・自もなく他もない。
・Aという人を知った気になっているが、それは自分の心という反射鏡に映った
A’であり、Aそのものではない。
・「〜しなければならない」「〜してはいけない」という命令や義務の内、
幾つが自然を貫く宇宙の理に基づいたものであろうか。
それらの多くは社会の間違った慣習、人間のエゴや見栄に根ざした
抽象的で誤った理ではないだろうか。
もしそうであるならば、我々現代人は何と恐ろしい生き方をしていることだろう。
・念→定→慧を展開する無分別の心。
・「人身受け難し、いますでに受く。仏法聞き難し、いますでに聞く。
この身根性において度せずんばさらにいずれの所為に置いてかこの身を度せん。」
・「仏道をならふといふは自己をならふなり。自己をならふといふは自己を忘るるなり。」詳細をみるコメント0件をすべて表示
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