浄土思想論

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  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393135716

感想・レビュー・書評

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  • 現代の問題と絡めていく姿勢がいつもおもしろいです。著者のいう「他者」というのはレヴィナスからですので、内田樹さんの読者にも親しめると思います。
    本覚思想について、かなり紙数をさいてくれていますし、整理してくれるのはとてもありがたいですが、講演禄ですので、論文を読まないとちょっときついかな。それでも、初めての人にはよくわかるように説明しています。
    親鸞と近代との関係についても、かなり踏み込んでくれています。ある部分でキリスト教と親和性があると感じる人も多いですが、その原因を説明しています。
    私は『歎異抄』をあまり読んでいません。どうも違うような気がして。その問題点も納得のいくように説明しています。
    実証主義批判もおもしろいです。宗教学の場合、この問題は避けられないですが。

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プロフィール

1949年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。比較思想学会会長。専門は仏教学・日本思想史。仏教を含めた日本思想史・宗教史の研究とともに、広く哲学・倫理学の文脈のなかで、現代に生きる思想としてそのあり方を模索。『日本宗教史』(岩波新書)、『日本仏教史』『仏典をよむ』(新潮文庫)、『日本仏教入門』『日本の思想をよむ』(KADOKAWA)、『草木成仏の思想』(サンガ)、『親鸞』(ミネルヴァ書房)など、著書多数。

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