神道と日本人(旧版)

著者 :
  • 春秋社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393299128

感想・レビュー・書評

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  • 春日大社の宮司である著者は日本人のことを本当に分かっていると思う。(2001.10.7HPの日記より)
    日本人が古来から伝えてきた智恵を学んでいこう。(2001.12.13HPの日記より)
    ※2001.10.7購入@読書のすすめ
     2001.11.7読書開始
     2001.12.13読了
     2011.12.11売却済み

  • サイケアニメ「ミッドナイトゴスペル」から始まった壮大な思考の旅の終着点に相応しい書籍に出会えたと読了後、大きな溜息と共にページを閉じた一冊
    仏教神道と区別される宗教ではあるが同じところに落ち着いた。と言うのが個人的には面白い。あとはキリスト教やイスラム他数多ある信仰の宗教がどう繋がってくるかだろう。とにかく改めて今という時期に読めて良かったと締めたい◎

  • 10年以上前に杖の師匠に紹介されて読んだ一冊。実家に帰省した際、目について再読してみた。
    著者は、医者であり春日大社の宮司を勤めた葉室頼昭氏。この頃からすでに、日本の未来、日本人のこれからのあり方に対して警鐘を鳴らしている。古代日本語の意味から日本人と神様のかかわり合いの歴史を分かりやすく説明している。
    伝統的な日本人の考え方として、すべてはバランスの上に成り立つ物であり、共存という方法で日本と言う国を存続させて来た。しかし、現代日本は欧米の感性に偏ったものになってしまい、理屈を重視し人間の支配下に置く事で社会を存続させる傾向に変わってしまったと批判している。
    少し悲観的過ぎる様な気がするのと、物質の成り立ちなどの記述に関して、誤解を招きやすい書き方がしてあるのが気になるが、日本人がより良く生きるための指針は示されている事に対しては、同意出来る物が多い。
    現在の日本人は、確かに物質的には豊かになったが、心の豊かさに関わる部分が希薄になっており、今後は精神的側面を充実させていく必要があるのかもしれない。

  • 葉室氏の本はおもしろい。
    言葉は有り難く、優しくて厳しく強い。
    何度も読み返してこころに浸透させたいな。

    みかんこ修行行ってみたい。

  • 人間だけができること。

    笑う。
    微笑む。 
    歌う。
    想像する。

    神様はこれをするために、人間を創られた。つまりこれをしていれば、幸せになれる世界のしくみなのかもしれない。

    天照大神が引きこもりになったとき、みんなで外で歌って、踊って、笑った、太古の日本人。
    それにつられて顔を出された神様。
    現代も、これが必要なんじゃないか。
    如来はもともと、人間だった。
    みんなが笑って、踊って、歌って、そういう文化が今の日本を、人を救うんじゃないだろうか。


    血液は心臓から出て、心臓へ帰っていく。右心房、左心室。小学生の頃、これを習って不思議を感じたことを思い出した。
    人体は宇宙を小さくしたもの。脳の血管だったかな、あれが宇宙の星空とまったく同じ形をしていて怖い、とどこかで見たけれど、ちょっと見方を変えれば本当に、見えているものが見えなくなって、見えないものが見えるようになって……自分の世界を、思考を違う形に転換することは案外、簡単なのかもしれない。
    ふとしたことで変わるのかも。

    年をとって体力を衰えさるのは、我をなくしていくため。
    老人の役目、そして若者の役目。それぞれにある役割。

  • 良い本です。

  • 生きる上での大切なことが書いてある一冊

    「村雲式」 2009.6.22 の日記参照
    http://www.murakumo-shiki.com/2009/06/22/post_153.html

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著者プロフィール

葉室 頼昭[ハムロ ヨリアキ]
昭和2年、東京に生まれる。学習院初・中・高等科を経て、昭和28年、大阪大学医学部卒業。昭和33年、医学博士号取得。昭和38年、大阪市大野外科病院長、昭和43年、葉室形成外科病院を開業。昭和57年、大阪国学院通信教育部入学。平成3年、神職階位・明階を取得。平成4年、枚岡神社宮司、平成6年、春日大社宮司。平成11年、神職階位・浄階、神職身分1級を授けられる。平成21年1月逝去。日本人の根底に流れる神道の世界を説いた著書多数。

「2016年 『日本人の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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