- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393299159
感想・レビュー・書評
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春日大社の宮司さんが、最近忘れてしまった日本人の心についてわかりやすく書いてある。
心に染みわたる文章で、素晴らしすぎる。
凄い本に出会ってしまった。(2001.8.12HPの日記より)
著者は春日大社の宮司さんだが、その前は医者をやっていた方である。
科学的な知識を盛り込み、日本人の心や物事・人への感謝についてわかりやすく書いている。(2001.8.13HPの日記より)
今年読んだ80冊以上の本の中からのベストを挙げておく。これは私の記録のため。こんなに本を読んだのは生まれて初めてである。全ていろいろな本をすすめていただいた方々のおかげです。どうもありがとうございました。(2001.12.31HPの日記より)
【全般】
1.「本気で生きよう!なにかが変わる」丸山浩路:1999年
2.「絵物語・生きるということ」飯田史彦&chie:2001年
3.「人生の価値」飯田史彦:2001年
4.「お日様気分」笹田雪絵:2001年
5.「運命の貴族となるために」ジョン・マクドナルド:1996年
6.「十二番目の天使」オグ・マンディーノ:2001年
7.「神道 感謝のこころ」葉室頼昭:2000年
8.「変な人の書いた成功法則」斉藤一人:1997年
9.「降っても照っても大丈夫」中野裕弓:2000年
10.「手話あいうえお」丸山浩路:2001年
11.「愛と慈悲のガユーナ・セアロ」寺岡可江::2001年
12.「聖なる光」(画集)chie:2001年
※2001.7.27購入@読書のすすめ
2001.8.12読書開始
2001.8.13読了
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著者は医師であり、元春日大社の宮司。10年ほど前に杖の師匠から著者の本を紹介され、その後何冊か読んだ中の一冊。しばらく読んでいなかったが、実家にあるのが目に留まり、再読してみた。
見えないものの力でもそうだったが、再読してみて以前より色々な事が心に残り、現状の生活に取り入れると良いと思う事を与えてくれた様な気がする。現代人は理屈一辺倒になりやすいが、日々の生活にはそれ以外の大切な事があると実感させてくれるだろう。
ただし、物質の成り立ちや体内の水の記述については、きちんと理解してないと誤解をしやすいのではないかと言う事が気になった。
伝統的な日本人のあり方とは何かという問いに対し、一つの指針を与えてくれるものである。 -
元医者で、現在は宮司を務める筆者による、神道からみる生き方の短編エッセイ集。
日本人が失いかけている誇りや伝統、神道から生まれた日本人の生活に言及し、再びそれを取り戻そうという願いが書かれている。
元医者という経歴の方がこのような境地に立って書かれていることがまず驚き。
心に響くような節もあり、日本人としてのアイデンティティを再認識させてくれる個所もある。
ただ、全体としては理屈よりも心や血に訴えているような文章なので、響く人と、単なる説法集のように感じて退屈する人に二分するだろう。 -
読了。
葉室宮司は現在の日本の状況に深刻な焦りを感じていらしたのだろう。大切にしたい日本の心を切々と綴られながら現代を痛烈に批判している。この本を「日本の良さを伝えたい」と思って若者に手渡しても、批判の部分が耳に痛く、読んでもらえないかもしれない。
正しいことは正しい、大切なことは大切なのだけど、それをどう伝えるかはとても難しいことだと考えさせられた。他の著書ではどう表現されているのだろう。読んでみたい。感謝。 -
良い本です。