現代神道論―霊性と生態智の探究

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著者 : 鎌田東二
  • 春秋社 (2011年11月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393299258

作品紹介

「神道」という日本人の生き方。「3.11」後の時代を見据え、霊性と生態智の視点から、原発と震災を超えて、日本人の生きる道を問う、刮目の書。

現代神道論―霊性と生態智の探究の感想・レビュー・書評

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  • 古代史の理解を深めたいので、たまに神道や仏教の本も読むようにしています。
    この本はちょっと難しいかなーと思いつつ、図書館で借りてみました。

    実際にはちょっとではなく、かなり難しくて読み切れませんでした(涙)神道の歴史にしか興味がないからなおさら・・・
    以下備忘録。わからないなりにフムフムと思ったことをちょっとだけ書いときます。

    神道とは「旧石器時代からのさまざまな神観念や精霊観念、霊魂観念を受け継ぎながら一万年以上にわたる日本列島の風土の中で錬成されてきた、神話と儀礼と神社を伝承の核とした世界観と信仰と儀礼の体系であり生活の流儀」である。
    神道の核にある感覚は、存在への畏怖畏敬、感謝、おそれやかしこみであり、それを暮らしの中に生かしている。

    日本の古社の伝承をたどったり、古事記を読み解くことで神道の生死観が見えてくる。


    古事記に出てくるイザナギ・イザナミの伝承は、殺害された神の血からまた新たに神が出現するというように、死と生成、死と誕生が分かちがたく結びついていることがうかがえる。
    死ぬとはこの世を「去っていく」ことであり、消えるとか無くなることではない。だから別の表現で死を「隠れる」とか「上がる」とか「他界する」とかいうのは神道的発想。

    古代の時代精神と特徴は「歌うこと」
    中世は「信心すること」
    近世は「学問・修養すること」
    近現代は「科学すること」と特徴づけられる。納得!

    仏教を「悟りと慈悲の宗教」とするならば神道は「畏怖と祭りの宗教」である。
    (ちなみにキリスト教は「愛と赦しの宗教」といえる)
    より具体的にいうならば
    神は「在るモノ」仏は「成る者」
    →神はたとえば雷などさまざまな自然現象として「在る」が、仏は修行して悟りをひらき「成仏」する者=人間である。
    神は「来るモノ」仏は「往く者」
    →神はどこからか台風のように「来訪」する威力あるモノだが、仏は彼岸に渡り煩悩なき悟りの世界に「到達」した人間である。
    神は「立つモノ」仏は「座る者」
    →神は諏訪大社の御柱のように「立つ」存在だが、仏は座禅をし深い瞑想の中で解脱する者である。

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