生と覚醒のコメンタリー クリシュナムルティの手帖より (2)

  • 春秋社 (2005年3月1日発売)
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  • 本 ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393316429

感想・レビュー・書評

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  • 大学生の頃から読み始めたクリシュナムルティ。強烈なインパクトを受けて読みふけっていたものの、よくわからず困っていた。平易な言葉で語られており言っていることは確かにそうだろうと思うが最後まで読んで何かがわかったかというと結局なんだかよくわかっていない。それでも時々読みたくなり読み返している。結局何でよくわからないかというと、クリシュナムルティはわかろうとするもの、自我、理性、精神、言葉、といったものを否定しているからだろう。だからわかる、ということがないのだろう。わかろうとする機能自体を否定している。彼は人間は”精神という監獄”にとらわれていており、そこからの解放が必要であることを訴える。ではどうしたらよいのか。そのどうしたら、とということ自体が精神の働きだから難しい。というか、何かをしよう、ということ自体が精神の働きであり、そういう領域にとらわれている限りは解放はない、ということを言っているのだろう。といったようなことが少し理解できてきた気がする。

  • 『生と覚醒(めざめ)のコメンタリー』はクリシュナムルティがノートに記したもので、登場する人物はいずれもクリシュナムルティのもとを訪れて相談した人々だと思われる。仮に創作部分が盛り込まれたとしても、それはドラマチックな演出を狙ったものではなく、普遍性に配慮したものであろうと個人的に考えている。また、胡散臭いタイトルとなっているが、内容は「生死(しょうじ)論」であり「生命論」である。

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