ここからはじまる倫理

  • 春秋社
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本棚登録 : 106
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393323045

作品紹介・あらすじ

倫理は現実の問題にどう立ち向かうのか。従来の倫理学の教科書の考えかたを180度逆転させ、枠にとらわれない思考法と感受性を養う、とことん実践的で前むきな、まったく新しい倫理の本。

感想・レビュー・書評

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  • 本来は「哲学」のカテゴリーに入れても良いのだが、徹頭徹尾、実践的なので「自己啓発」に分類した。

    訳者後書きにもある通り、本書を読んで私も「虚を突かれた」。単純化、抽象化の陳腐さを感じたからだ。たしかに現実は可能性に開かれている。

    相対主義の無責任差への指摘も重要だ。向き合うこと、耳を傾けること、そこを外してはいけない。

    動物へのまなざしは、今の日本に兆ししかないが、西欧らしい視点だった。

  • 読め

  • 『道徳』と『倫理』
    どこがどう違うのか、小学生時の道徳の時間と、高校時の倫理の授業。なにがどうちがうかさっぱりでしたが、何気に倫理は私の腹におさまっていましたが、こうきちんと説明してもらうと、かなりうなづける部分が多かった。道徳はあるが倫理がない・・人がどういう人なのかもわかり、そういう人が会社にいるなあ〜と別な意味で関心。
    大学のレポートを書くために図書館で見つけた本だが、読了後購入しました。本格的な倫理学を学ぶ前の基礎の基礎として読んでいると、学問域に入ったときにすんなりと入ってゆけるのではないかと思う。

    --
    学問域の倫理を考えるとどうして複雑でわかりずらい。その点、この本は、実際の生活の中で、どういった場面で倫理的にものごとを考えることができるか、あるいはどうしたら倫理的に考えられるか、また判断しにくい時に倫理学観点からかんがえみるとこういうふうに解けるんだということを知らしめてくれる一冊と考えていいと思います。

    印象的だったのが、第4章に「二極化してはいけない-つなげること」とある。
    価値観の違いで○か×、黒か白と人間は二極的に考えてしまうが、そうではなく、「AかあるいはもうひとつのAか」と考えろと。
    う〜ん難しい(笑) よけいに考えてしまいそうだ。^^

    でも冷静になってみるとそうやって、意見の違いをつなぎあわせていくことができれば、問題の解決は建設的にできるのではないかとおもったりもする。

    ワタシもこれから倫理学の勉強に入るが、多分専門科目としてとりたいとおもっているので、入門者にはとてもいい一冊になりました。
    かなりお勧めです。

  • 読了

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