純粋仏教: セクストスとナーガールジュナとウィトゲンシュタインの狭間で考える
- 春秋社 (2005年11月1日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393323151
作品紹介・あらすじ
双子のようによく似たギリシャ懐疑哲学と仏教の<空>の思想。両者を丹念に読み解くとき、透徹した「縁起=言語ゲーム」の世界に揺らめくわれわれの生の真実が浮かびあがる。ウィトゲンシュタインを起点に世界史的規模で展開する哲学の本当の意味を求める旅。
感想・レビュー・書評
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「純粋仏教」という言葉で何を指し示すのか、何を意味するのか、
ということについてはいろいろと論があるだろうし、著者の言う
それをそのまま鵜呑みにすることがいいことだとは思わないが、
著者が何を言いたいか、何を持って純粋と言おうとしているかと
いうことはとてもわかりやすく書かれている本だった。ここのところ
長くファンタジーばかりを読んでいたのでそろそろ宗教関係か哲学
関係の本を読んで「リハビリ」したいなと思っていた私には絶好の
書であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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