宗教の最終のすがた: オウム事件の解決

  • 春秋社
3.40
  • (0)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 19
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393331668

作品紹介・あらすじ

オウム事件を相対化する類を絶する迫力。大反響を呼び起こしたオウム発言の全面展開から未知の領域への突入。「付」親鸞の造悪論-白熱の講演。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  理解を絶する内容であった。まず、地下鉄サリン事件の後にオウム教祖を評価する姿勢が理解を絶する。その姿勢に至った吉本隆明の論旨がまた解らない。まともなレビューが一つも無い辺り、他の読者もお手上げなのだろう。
     凡百の評論家が言うなら、奇をてらっていると思うところ、戦後思想界に屹立する知の巨人が言う以上、何かあるはず。そう信じて読む。すこぶる難解だ。
     親鸞の悪人正機説の先にある「造悪論」のワク組みで、一連の犯罪を再解釈しようとしている。と、そこまではぼんやり解る。後はサッパリ……。

  • 07099
    04/23

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。著書多数。2012年3月16日逝去。

「2023年 『吉本隆明全集33 1999-2001』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉本隆明の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×