「老い」の現在進行形―介護の職人、吉本隆明に会いにいく

  • 春秋社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393331897

作品紹介・あらすじ

リハビリ老人「吉本隆明」の、もっとも切実で実感的な「老い」の体験。老人介護の世界で具体例を突きつけながら、新しい理念の展開を実践する希有な理学療法士「三好春樹」との、実際的でこころ豊かな、類いない老体論。

感想・レビュー・書評

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  • もはやうろ覚えだが、吉本がいい人ならいい人なりの介護をすればよいし、意地悪な人なら意地悪な人なりの介護をすればよい、と話していたのが印象的だった。
    そのあとで「今日に生きる親鸞」を読んで、あ、あれは親鸞の考え方をなぞっていたのか、と気がついて、よけいに腑に落ちた。

    吉本さんが亡くなった・・・合掌。

  • 吉本隆明と三好春樹の〈老い〉の現在進行形を読みました。介護の職人、吉本隆明に会いにいく、というサブタイトルがついていました。吉本隆明というと30年前に友人に勧められて読んだ共同幻想論を連想してしまいます。この対談は、老人となってしまい体の老化が進んでしまった状況の吉本隆明と、介護の職人である三好春樹の対談集です。話題は介護だけにとどまらず、老いるとはどういうことか、日本人の死生観などに及んでいます。年をとったらこんな事を考えないといけなくなるんだなあ、と年寄りの予備軍であるkonnokは考えてしまうのでした。

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著者プロフィール

1924年、東京・月島生まれ。詩人、文芸批評家、思想家。東京工業大学工学部電気化学科卒業後、工場に勤務しながら詩作や評論活動をつづける。日本の戦後思想に大きな影響を与え「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。2012年3月16日逝去。

「2018年 『吉本隆明全集 第16巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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