官能論―祝福としてのセックス

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  • 春秋社
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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393332504

作品紹介・あらすじ

歌うように踊るように、胸ときめいて生きるために。エロスとセクシュアリティの現在。

感想・レビュー・書評

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  • 2006年刊行。坂東眞砂子の小説は未読だが、それ以外の引用・紹介文献は既読であり、新味はない。しかも、著者曰く、現在は一夫一婦制が解体している点を自分の子供(義理か?)に教えられたり、男性の性に関するナイーブさを全く考慮してこなかったようにも読めるところがある。いくら1947年生でキリスト教教育を学生時代に受けてきたとは言え、叙述家としては余りにも目配せが利かなさ過ぎと感じてしまう。ポリネシアンセックス的な男女関係の指摘も「何を今更」の感なしとしない。

  • セックスや性欲の抑圧による弊害
    かつての日本にあった夜這い
    一夫一妻制の限界
    ポリネシアンセックス
    セックスと霊性、タントラ

    などを話題にした著書。

    フェミニズムやジェンダーを扱う女性筆者の本はどうしても体制批判的な口調になるので、読んでいて疲れてしまうが、上野千鶴子らと較べてもかなりマシ。

    女性論の著書に多いのは、女性が男性と平等であることが、男性と肩を並べられるよう「負けない」ことに肩肘張った主張に傾倒しがりだが、この筆者は、女性ならではの特質を肯定的に受け入れようとすること、その上で、性を愉しむことのすばらしさを唱えているように感じた。

    一夫一妻制については彼女も「無理がある」が否定的でもなく、かといって積極的に「多夫多妻論」でもないようだ。

    最終章が、和尚(ラジニーシ)の講和集からの引用にページを割いており、筆者の感想や意見が少なく、ただただ和尚の主張に感銘を受け、その通り!と同意するだけだったということであろうか。
    サブタイトルの「祝福としてのセックス」はまさに和尚の言葉だ。

    1947年生まれで、かつカトリックの女子中高育ちの彼女にとっては、和尚がただただ新鮮だということだっただろう。
    彼女のその衝撃のみが残った読後である。

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