18歳から考える国家と「私」の行方 〈東巻〉: セイゴオ先生が語る歴史的現在

著者 :
  • 春秋社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393333464

作品紹介・あらすじ

“すべての歴史は現代史である”(クローチェ)

タテの関係(時間と因果)&ヨコの関係(同時代性)で複雑に絡み合った近現代の難問たちを「編集」をキーワードに解きほぐす。

欧州・アメリカ・中国・朝鮮半島と日本。近代の始まりとともに、世界規模で密接になっていったそれぞれの関係性とその背景をわかりやすいストーリーで描き出していく。
18歳といわず、大人も目が離せない、セイゴオ先生、白熱の近現代講義。

感想・レビュー・書評

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  • ・一年ほど前、その雑貨―バーグのスピーチを聞いていて、耳を疑ったことがありました。ザッカーバーグはこういっていた、「フェイスブックがもっと広がれば、仕事仲間や同僚に対して他の知り合いに対してとで違うイメージを見せる時代は、もうそろそろ終わりになる。アイデンティティを二つ以上もつことは、誠実さの欠如なんだ」。
    アイデンティティが二つ以上あると誠実さに欠けるとは、ずいぶん呆れた社会観をもちだしたものです。歴史のなかには顔も名前もあかせないことなど、いくらでもあったし、アイデンティティが認められない階層や職業もいくらもありました。シェイクスピアのように本名を最後まで隠す者もいれば、北斎のようにいくつも名前を変えた画人もいた。

  • 現代はイギリスの三角貿易手法による帝国主義に始まるということか。

  • 2016/5/15

  • 本書を読んで、同著者のほぼ同時期に刊行された『インタースコア』のタイトルの意味がわかりかけてきた。本書で扱われるのはナポレオンやアヘン戦争、そして、日本の開国など、歴史の教科書で見知った事柄ばかり。おそらく学生時代の自分に、歴史的事象と現在を橋架する力がなかったために、歴史を単なる暗記科目と捉えてしまっていた。タテ(時間と因果)とヨコ(同時代性)を織り合わせて見事な布を縫い上げている。

  • 哲学や社会学にこそ異質が必要なのだ。
    プロテスタントは教育的。ハーバード、エール、ボストン大学などはいずれもプロテスタント系。

  • とてもわかりやすく、世界と日本がどう関係のバランスを保ったり保たなかったりしたかが書かれている。アフリカのくだりはとてもわかりやすかった。

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著者プロフィール

編集工学者、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長。80年代に情報文化と情報技術をつなぐ方法論を体系化し「編集工学」を確立し様々なプロジェクトに応用。2000年「千夜千冊」の連載を開始。同年、eラーニングの先駆けともなる「イシス編集学校」を創立。近年はBOOKWAREという考えのもと膨大な知識情報を相互編集する知の実験的空間を手掛ける。また日本文化研究の第一人者として「日本という方法」を提唱し独自の日本論を展開。著書に『知の編集工学』『擬』『世界と日本の見方』『国家と「私」の行方』ほか。

「2018年 『千夜千冊エディション 情報生命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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