なぜ政治はわかりにくいのか: 社会と民主主義をとらえなおす

著者 :
  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393333587

作品紹介・あらすじ

いつから政治はこんなに縁遠くなったのか。選挙の投票率は低下し、「どうせ民意は反映されない」と冷ややかに傍観する人も少なくない。しかし、そもそもよって立つはずの民主主義について、私たちはこれまで真剣に議論してきただろうか? 気鋭の社会学者が、学校教育、憲法、ジャーナリズム、政党のネット戦略といったトピックを横断しながら、「わかりにくさ」が醸成された背景に迫り、新時代を生き抜くリテラシーを提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 各政党の主張がコロコロ変わる、投票率の低さ、政治的なデモがイマイチ盛り上がらない、メディアで政治を語る人のスタンスがよく分からない。。

    こんな疑問から読み始めた本書。


    著者は今の政治のわかりにくさはいかによるものという。
    ・日本の民主主義の参照点があいまいで、固有性がない。
    →アメリカ、イギリス、フランスと比較
    ・戦後の政党の変遷によって政治的スタンスで使われる用語が本来の意味と実態が離れている。
    ・メディアの政治の関係の変化。従来型のメディアの重要性が落ちる中、インターネットの台頭により、政治と国民の距離が一気に縮まっている。
    ・政治教育の変わらなさ。教育基本法の縛りや受験の範囲の狭さから、現実の政治を教育として扱えていない。


    最後に著者はこんな状況だからこそ、理で政治を見ることの大切さを語る。

    情で政治を感じる機会はたしかに多い。政治家に直接会った時の感じの良さ、選挙カーでの名前の連呼での認知拡大、SNSを駆使して政治の親しみやすさを与える。など




    結局このわかりにくい状況で政治から離れてはますます悪化するだけなので、めんどくさくても自分なりに勉強をすることが大事なんだなと感じさせられた。


    この本ではじゃあどうしたらいいの?に対する具体的な答えは出ていないが、
    それこそ一人ひとりが考えて主体的に進めることこそが解決策の一つなんじゃないの?

    と著者に言われているように思えた。

  • 東2法経図・開架 312.1A/N81n//K

  • なるべく右にも左にも寄らない立場で、政治のわかりにくい理由を、戦後の歴史から振り返って丁寧に拾って行く姿勢が好感持てた。

  • いい歳こいて政治とかあんまわかってないなと思い,著者のトークショーがあることを知ったのも相まって購読.
    大変読みやすくそして大変わかりやすく書いてあった.
    そしてそんなに自分は政治について疎くもないのかなと認識したのでした.
    さて,この本は政治に興味を持たない人に勧める本なのかと言えば,答えは否なんかなと思う.
    さらにくだけた書き方をして易しい解説をつけてようやくではないかなぁと.
    まぁこの本の内容をちょっとずつでも上手く周りに広められることが筆者の願いかなとも思うので,もう幾度か読んで波紋を広げられたらなと思う.

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