ノマド: 漂流する高齢労働者たち

  • 春秋社
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本棚登録 : 237
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (372ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393333648

作品紹介・あらすじ

2000年代に新しい貧困層が現れた。一見、キャンピングカー好きの気楽なリタイア族。その実、車上生活しながら、若者もひるむ過酷な現場を渡りあるいている人々がいる。多くはリーマンショック後に路上に出た。
彼らはなぜ伝統的なライフスタイルに背を向けたのか? 彼らを必要とする企業の思惑とは?
気鋭のジャーナリストが自ら車上生活をこころみ、三年にわたって数百人に取材、老後なき時代の現実をルポした。日本の明日を予見するノンフィクション。


まさか自分が放浪生活をするとは思いもしなかった人々が、続々と路上に出ている……(略)……
ものの考え方も見た目も、中流階級と大して変わらない。コインランドリーで衣類を洗濯し、フィットネスクラブでシャワーを使っている。リーマンショック後に貯蓄を失った人が多い。そしてガソリンタンクとお腹を満たすために、骨の折れる肉体労働に長時間従事している。賃金も上がらず住宅費も高騰するいまの時代を、家賃や住宅ローンのくびきから自由になることで食いつないでいる。彼らは日々、やっとのことでアメリカを生きのびているのだ。(まえがきより)

感想・レビュー・書評

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  • 話題作『ノマドランド』の原作者が見た「痛々しいほどの孤独」 | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
    https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/03/post-95932.php

    ノマドランド|映画|サーチライト・ピクチャーズ
    https://searchlightpictures.jp/movie/nomadland.html

    ノマド - 春秋社 ―考える愉しさを、いつまでも
    https://www.shunjusha.co.jp/book/9784393333648.html

  • ホームレスとは違う、季節労働を生業とする車上生活者に密着したノンフィクションです。
    住所を持たずにキャンピングカー等で放浪し、過酷な労働で食い繋ぐ人々がアメリカには沢山います。
    原因は各々の経済的なものですが、その後の社会による保障は無く、低賃金の労働力として位置付けられてしまいました。
    彼らはもう元の生活には戻れません。
    我々の多くが普通と思っている世界から隔絶された生活を選んだのです。
    これからホームレスやノマドが増えるのか、保障・救済されるのか、他人事とは思えません。
    生きるとは、生活とは何かを考えさせられた一冊。

  • 日本で「ノマド」と聞くと、オフィスではなくカフェやレンタルスペースで働く人をイメージするかもしれない。だが、本来の「ノマド(Nomad)」の意味は、「遊牧民」や「放浪者」。本書に登場する「ノマド」は、文字通り、「放浪する人々」を指す。

    人々が路上に出る経緯はさまざまだ。特に、金融危機で財産を失ったり、レイオフされたりした中流階級の人々が、家を差し押さえられ、路上に出るケースが目立つ。しかも大半はリタイア組の高齢者。キャンピングカーに住みながら、中短期契約の仕事で食いつなぐ。

    雇い主は季節限定で即戦力を確保し、時には水道代・光熱費及び駐車代を負担する代わりに、無賃労働を強いる。

    現代アメリカでは、そういった、身体に鞭を打ち、不安定な働き方をせざるを得ない高齢者が増えているという。

    例えば、昔は年一〇〇万ドル以上の暮らしをしていたが、いまは週にわずか七五ドルでやりくりする元ソフトウェア会社の重役(70)が、アマゾンのキャンパーフォース(繁忙期限定のノマドによる労働チーム)で働いていたりする。

    賃金の上昇率と住居費の上昇率があまりにも乖離した結果、家に住むことを諦め、キャンピングカーやトレーラーハウスに移り住むひとが後を絶たない。そして、そういった人々は、季節労働者として、アメリカじゅうを放浪している。

    彼らはなぜ「ノマド」という生き方を選んだのか。なぜキャンプ場やアマゾンの倉庫など、肉体的にきつい仕事に就くのか。普段はどんな生活をしているのか。

    著者は、取材のためにキャンピングカーを買い、二年間、断続的に車上生活をしながら、ノマドたちの本音に迫った。その甲斐あってか、本書はディスカバー・アウォーズのノンフィクション部門で二〇一七年の最優秀賞を受賞した。

    「漂流する高齢労働者たち」という副題から推測するに、さぞかしネガティブな話だろう、と思って読み始めたのだが、意外と暗い気持ちにはならなかった。むしろノマド自身が倹約生活を楽しむ様子や、ノマド界の人気ブロガーたちや大勢のノマドと交流できる大規模イベントの様子を知ると、ドン底のような暮らしの中にも、希望をもって生きている人が大勢いることがわかった。ミニマリストのように、手持ちのもので豊かに暮らすというのを、究極に体現しているのが現代版ノマドなのかもしれない。

    職場やイベントで知り合った仲間と共に行動するようになる人たちもいる。ベテランは新参者に知恵を授け、困っている仲間がいれば手を貸す。路上は危険だが、室内で孤立するよりも、はるかに社交的で健康的な暮らしだ。

    アメリカで貧困に喘ぐ中流階級は、数百万人にのぼるとも言われている。高所得者層と低所得者層の格差はますます広がり、アメリカは事実上カースト制になったと著者は終章で述べている。ノマドを登場人物にすることで、本書はアメリカ内の格差拡大に警告を発している。

    最後に、本書の主要な登場人物でもあるリンダの言葉を添えよう。明るく愉快な車上生活者である彼女の夢は、アースシップを建てることだ。

    「いまは無事生き延びてるだけじゃなく、目標に向かって生きてるわ!だれだってそうでしょう。歳をとったからって、その日その日をなんとか生き延びるだけじゃつまらない。目標が必要よ」

    大事なのは希望をもつこと。希望なくしてどうして生きていけようか。希望は人類共通の必需品なのだから。

    近年、州は車上生活者を厳しく取り締まりだしたという。取材を終えた著者はジャーナリストに戻り、本を閉じたわたしは日常生活に戻る。ノマドたちの車上生活は・・・ページを閉じた今も続いている。

    p12
    人間であるということは、たんなる生存を超えた何かを追い求めるということだ。食べるものや住む家と同じくらい、私たちには希望が必要なのだ。

    p63
    二〇一五年の国勢調査によると、ひとり暮らしの高齢女性は、六人に一人以上が貧困ライン以下の生活をしている。貧困ラインを割っているアメリカ人高齢者の数は、女性(二七一万人)と男性(一四九万人)で倍近い開きがある。公的年金に関して言えば、女性は男性より平均で月に三四一ドルも受給額が少ない。支払った所得税の合計額が、男性より少ないからだ。あまり認識されていないが、こんなところにも男女の賃金格差が影響しているのだ。二〇一五年の統計では、男性の収入一ドルに対して女性の収入はいまだに八〇セント程度にとどまっている。しかも無償で両親や乳幼児の世話をしている割合は、女性のほうが高い(中略)。そのため女性は生涯賃金が男性より少なく、結果として貯蓄額も少ない。平均寿命は女性のほうが男性より五年長いから、女性は男性より少ない貯蓄で、男性より長期間やりくりしなければならない。

    p71
    住民の大半が、低賃金とひきかえに臨時雇いで働く「プレカリアート」と呼ばれる不安定層だ。もっと具体的に言えば、住民は何百人もの移動労働者で、キャンピングカーやトレーラー、ヴァンに住んでいる。少数ながらテントで暮らす者さえいる。(中略)集まってくる人の多くは六〇代から七〇代で、昔ならとうにリタイアしているか、定年間近の高齢者だ。その大半は、倉庫での臨時雇いの仕事で時給一一・五ドル+残業代を稼ぐために、犯罪歴を照合されたり尿の薬物反応を検査されたりという屈辱を経験したうえで、何百キロもの道のりをやってきた人たちだ。冬の初めまではここにいる予定だが、住み処の車のほとんどは、氷点下での生活を想定してつくられたものではない。彼らの雇い主は、アマゾン・ドット・コムだ。
    アマゾンがノマドを採用するのは、同社のキャンパーフォース・プログラムの一環だ。キャンパーフォースは繁忙期限定のノマドによる労働チームで、フルフィルメント・センター(FC)と呼ばれる倉庫のいくつかで働いている。アマゾンは従来型の派遣社員も何千人と採用しているが、配送量が劇的に増える繁忙期、つまり三、四ヵ月続くクリスマスセールの間は、ノマドを追加投入する。

    p74
    ワーキャンパーとは短期の雇用を求めてアメリカじゅうを車で移動する、季節労働者だ。(中略)現代のワーキャンパーはほとんどがリタイア組だから、ビジネスの世界で培ってきたスキルが売り物に加わっている。

    p88
    充分なセーフティーネットを構築できていなかったために、離婚、病気、怪我などがなければ乗り越えられたであろう危機を、乗り越えられなかったケースもあった。

    p93
    RVパークにごった返しているワーキャンパーは、これまでずっとあたりまえだと思っていた中流階級の安楽な暮らしから、はるかに隔たったところに落ち込んでしまった人たちだ。ここ数十年アメリカ国民を苦しめたいる経済的な苦境を、声高に叫ぶ者たちだ。

    p95
    高・中所得者層から低所得者層に移行する高齢者の人口は近年急激に増加していて、私が取材したアマゾンのワーキャンパーの多くはその一員だった。いわゆる、高齢アメリカ人の貧困化だ。エンパイアのような企業町の全盛時代、つまり安定した雇用と年金を誇った「強い中略階級」の時代には、だれひとり想像できなかった状況だ。
    経済政策研究所(EPI)の経済学者モニーク・モリシーに、この前代未聞の変化について説明してもらった。「私たちが直面しているのは、退職後な保障が無に帰すという、近代アメリカ史上初の事態です。後期ベビーブーム以降に生まれた人たちは世代が進むほど、リタイア後にそれまでと同程度の生活をするのが難しくなっています」
    ということは、もはや高齢者に休息はないということだ。二〇一六年には六五歳以上のアメリカ人被雇用者数は九〇〇万人ちかくにのぼった。一〇年間で六〇パーセント増加している。全労働者に占める高齢者の割合とともに、この人数は増加を続けるだろうと経済学者は予測している。最近の世論調査からうかがえるのは、いまのアメリカ人にとっては長生きしすぎてお金がなくなることのほうが、死ぬより怖いという現実だ。高齢アメリカ人のほとんどが、リタイア後は「余暇の時間」だと考えているが、その余暇にまったく働かずに過ごせる見込みの人はわずか一七パーセントしかいないことが、別の調査で判明している。

    p129
    ボブにかかると、極端な倹約生活も自由への道であるように思われてくる。欠乏ではなく解放だ、と思うようになるのだ。リンダに言わせると、それは「手持ちのもので豊かに暮らす」ことだ。

    p190
    「SOB」は「Some Other Brand(場違い)」を意味するスラング

    p210
    「いまは無事生き延びてるだけじゃなく、目標に向かって生きてるわ!だれだってそうでしょう。歳をとったからって、その日その日をなんとか生き延びるだけじゃつまらない。目標が必要よ」

    p233
    私が何ヵ月にもわたって取材してきたノマドの人々は、無力な犠牲者でもなければお気楽な冒険者でもなかった。真実は、それよりもはるかに微妙なところに隠されていた。

    p254
    白人であってさえ、アメリカでノマドでいるのは並大抵のことではない。とくに住宅地でステルス・キャンピングをするのは、キャンプの主流から大きく外れている。多くの場合、車中泊を禁じる自治体の法令に背くことにもなる。白人であるという特権的な切り札をもってしても、警官や通行人とこいざこざを避けられない場合があるのだ。であれば、丸腰の黒人が赤信号で止まっていただけで警官に撃たれるような地域ではとくに、人種差別的な取締りの犠牲になりかねない人が車上生活をするのは、危険すぎるのではないだろうか。

    p339
    伝統的な意味での中流の生活ができずに苦しんでいるアメリカ人の数は、いまや数百万人にのぼるのだ。

    p341
    所得の不平等を測るうえで最も定評があるのは、八〇年ほど前に考案されたジニ係数と呼ばれる指標だ。世界銀行、CIA、OECDをはじめ世界中で、経済学者の絶対的基準として用いられている。このジニ係数でわかる驚きの事実がある。今日、アメリカの所得格差は先進国のなかで最大なのだ。ロシア、中国、アルゼンチン、内戦に疲弊したコンゴ共和国と同レベルだという。

    p351
    本作品タイトルの「ノマド」は、本来は遊牧民や放浪者を意味する英語だ。日本では、決まったオフィスに縛られずカフェやレンタルスペースで働く人を指してノマドと呼ぶことがあるが、本書のノマドは比喩的表現ではない。文字どおり、放浪する人々だ。本来の意味でのノマドが、現代アメリカに出現しているのである。

    p352
    現代アメリカのノマドは、二〇〇八年の金融危機のあおりを受けて住宅を手放し、車上生活に移行した人が多いという。当時のアメリカでは、サブプライムローンの破綻とともに住宅の差し押さえ件数が急増した。日本とちがい従業員本人が資金を拠出する401kは株価暴落で大打撃を被り、年金をすべて失う人も続出した。アメリカは離婚率が高く二組に一組が離婚すると言われるが、その離婚にも訴訟費用や教育費など、総じて日本より多額の費用がかかる(そもそも、離婚率の高さは貧困とも関係が深いという)。追い打ちをかけるように、リーマンショック後のアメリカでは、不動産価格の高騰が止まらなくなっている。その結果、富裕層と低所得者層(低所得者層は住宅補助をうけられる)を除く中間所得者層が、高騰する家賃を払えずに悲鳴を上げる事態になっている。

  • 映画「ノマドランド」を見てきて、原作本が図書館にあったので見て見た。映画はフランシス・マクドーマント演じるファーンを主人公に、おおむね60歳以上の高齢の車上生活者を追ったもの。映画は主演のフランシス・マクドーマントとデヴィッド・ストラザーンの他は皆実際のノマドの人たちだということだが、この本ではその中のリンダ・メイを主軸に追っている。

    映画に出てきたリンダ・メイその人の写真が載っていた。リンダ・メイは64歳で、シングル・マザーとして二人の娘を育て、車上の人になるまでは娘家族と暮らしていたが、狭いアパート暮らしで、物理的にもベッドが無い、玄関を入った所のソファーに寝ていたが、娘家族だけで出かける時(毎回全員で出かけるわけじゃない)は、リンダのソファーの前を通る事になり、「娘家族はおばあちゃん抜きで楽しむのを悪いと思っているんじゃないかしら、と心配に」なり、取り残されたような気分になり、車上に。・・主演じゃないので映画ではリンダの事情はわからなかった。リンダは自身の子育て時、その娘も貧困の連鎖が起きている。

    映画を見てもそうだが、トレーラーハウスでの生活は自由だといっても不便だし危険だ。要はお金だ。お金があれば、それぞれ家を建てて住めるんだろうなあ、という気がした。映画では車を運転できる高齢者が描かれていたが、動けなくなったら車上生活は終わりになるんだろう。


    2018.10.20.初版第1刷 図書館

  • 原書が出版されたのが2017年。取材に3年かけたというから、現状はさらに悲惨な状態に陥っているだろうことは想像に難くない。アメリカで急増する新種の放浪の民=ノマドの実態に迫るNFを読み終え、彼らの(そして自らの)行く先を思い深いため息をついた。彼らはホームレスではない。季節限定の仕事を求め、車で移動し生活するハウスレスだという。強がりなのか開き直りなのか、彼らに悲壮感はなく日々の暮らしを楽しんでいる(ように見える)。アメリカ発の不況が世界を覆い人々が貧困に喘ぐ中、得られた仕事が世界一の金持ちをさらに潤わせるとは……。

  • アメリカ中産階級の高齢者が経済的理由で家賃を浮かすために車上生活へどんどん流れ込んでいく。RV車を住居とし、様々な場所へ赴いて老いた身体には明らかにキツい季節労働をしながら生きていけるだけの生活費を稼ぐ。特にAmazon倉庫での肉体労働はかなり酷く、現場には痛みを紛らわすための鎮痛剤が蔓延り、何かあった際に運びこまれる救急が待ち構えてさえいる。年金もままならない中でリタイヤなんて言葉はとっくに無くて、今日を生きるためには労働しなくてはならない。そんなノマドたちを取材したルポなのに、何だか面白く陽気でさえあるのがこの本の魅力だと思う。著者が自らもキャンピングカーに乗り込み彼らと同じ境遇に身を置いて時間をかけて取材したからこそ見られる、ノマドたちの気さくでユーモアあふれる人柄、トライブを作ってその中で助け合い連帯する頼もしさ、何より出てくる人々がそれぞれみんな面白くて魅力的だからそれが推進力になってどんどん読み進められた。「ホームレスではなくハウスレスだ」というのは多くのノマドが抱いているスタンスである。彼らはノマドとして自立して生活していることに誇りとプライドを持っている。そういことを客観的に描き、ジャッジを下さないということにあくまでも慎重である書き方は良きジャーナリズムという感じだ。クロエ・ジャオによって映画化されるというのにまさにピッタリの題材だと思う。

  • ふむ

  • 【最終レビュー】

    3月下旬公開:映画館鑑賞予定作品

    図書館貸出・映画化原作本(洋画)

    第77回ベネチア国際映画祭・金獅子賞受賞

    第45回トロント国際映画祭・観客賞受賞

    本年度アカデミー賞最有力作品の一作。

    ※公式サイト

    https://searchlightpictures.jp/movie/nomadland.html

    邦画実写作品鑑賞予定が全くない。ちょうど、いい時期に

    こうして、アカデミー賞作品ノミネートに近い、立ち位置にある本作。

    《人間であるということ、単なる生存を超えた『何か』を追い求めるということ》

    本質的、本音中の本音、生身で生き抜いていく…

    人生、最終の折り返し地点に差し掛かった彼らの

    『性別、境遇、環境の枠組みなんて、くそくらえ!!』

    そういった

    一人一人、千差万別の人生模様

    それぞれの想いに、ただただ、うなずくだけだった。

    大人世代の視点を通しての

    『新たな発見、出会い、心身で得た経験』

    数年間の取材を通しての、ありったけの

    数えきれないエピソードの裏側を、緻密、丁寧に深掘りしながら

    ネタバレにできない物語の数々が、存分に凝縮されている。

    こうして、レビューとして言葉にするのは簡単。

    実質、あちこちの地域での様々な世界観も同様。

    後は、想像力次第。

    短絡的、一方的に切り捨て、身勝手な私見で

    どうこうと決めつける次元なんて、彼らには、決して、通用しないし、到底、及ばない。

    無知・無関心…これらにおいても同様。

    まさしく、今の日本そのものの重なりあう姿ではないか…そう思えてならない。

    他人事では、決してない。

    個々にも、いづれ彼らのように

    降りかかってくる、節目、節目の時、どう向き合っていくべきなのか…

    我々に投げかけていくように、一つ、一つのヒントがあちこちに隠されている。

    著書に目を通しながら、彼等の生きざまを通して、個々でどう感じ取るか…

    後は、一人一人それぞれの見解次第だと思います。

    『本場のアマゾンの企業力』

    改めて、とてつもなく、凄みの一言でしかない。これだけは、鮮明に伝わってきた。

    《新しい潮流、深い洞察力、読書家の顔、アースシップ、ネット、ブログ、Facebook》

    特に、私的な視点でインプットを感じた

    上記のキーワードを記載しながら、レビューはこの辺りで。

    壮大な光景と、人間味溢れる物語を、上手く交わりながら、こうした映画作りができる母体。

    現状の本国の環境とは雲泥の差

    到底、話にならない…本当に、羨ましい…そう思えてならなくて仕方ない。

    後は、映画館鑑賞にて、自分の目で、この世界観を体感するしかない。

  • ジェシカ・ブルーダー著&鈴木素子訳「ノマド」、2018.10発行。サブタイトルは「漂流する高齢労働者たち」。ノマド。1年に何億円も使って世界中を旅しながら暮らす人、場所と時間に縛られずインターネットとパソコンでどこでも仕事をする人、一日中仕事をし夜は自分の車の中で眠る人、いろんなノマドが。2000年代に入り新種の放浪生活者が出現。一番大きな出費(住居費)を削り車上住宅(避難所と移動手段)に移り住んだノマド。ホームレスではなくハウスレスと称しているとか。愛犬キャバリアと暮らすリンダ・メイ64歳を追いかけた作品です。

  • 映画版よりも、季節労働者としての苦労が強調されていた

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著者プロフィール

Jessica Bruder ジャーナリストとしてサブカルチャーと経済問題を中心に取材・執筆活動を行うかたわら、2008年からコロンビア大学ジャーナリズム大学院で教鞭をとる。『ニューヨーク・タイムズ』に長年にわたり寄稿するほか『ワシントン・ポスト』『ガーディアン』『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』『ネーション』『ハーパーズ・マガジン』、AP通信、ロイターなど多数の媒体で記事や写真を発表。多数のウェブマガジンのコラム執筆や編集にも携わる。本書はディスカバー・アウォーズのノンフィクション部門で2017年の最優秀賞を受賞。

「2018年 『ノマド 漂流する高齢労働者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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