イスラム世界に平和は来るか? 抗争するアラブとユダヤ、そしてイラン

  • 春秋社 (2024年6月19日発売)
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本 ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784393341254

作品紹介・あらすじ

紅海を封鎖するフーシ派とは誰か? イスラエルと死闘を繰り広げるハマスとは? イスラムが現代の紛争やテロの中心なのはなぜか、アラブやイランの民族的・歴史的背景を説明し、日本人にわかりにくい一神教の思考法も徹底解説、平和へと至る細い道を探る。 

感想・レビュー・書評

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  • 選書番号:229

  • 数々の紛争が起きている中東地域。根源には何があるのか? この地の歴史的・民族的背景、紛争の背後に潜む一神教の思考などを踏まえ、平和へと至る細い道を探る。


    1章 中東イスラム世界の政治事情
    2章 当世イスラム事情と神人関係
    付論 なぜ日本人は一神教がわからないのか

  • ■書名

    書名:イスラム世界に平和は来るか? 抗争するアラブとユダヤ、そしてイラン
    著者:小滝 透

    ■感想

    TOPPOINTで読了。

  • ユダヤ人はなぜ賢いのか、なぜ嫌われるのか、キリスト教はなぜ日本に根付かなかったか、イスラム教が日本に上陸できなかった理由等が興味深かった。
    著者があとがきに書いている現在のガザ紛争が、イラン・イスラエル戦争等、中東全土へ拡大しないことが最大の課題であることを再認識しました。

  • 東2法経図・6F開架:302.27A/Ko92i//K

  • アラブ諸国:民族優先のカウミーヤと国家優先のワタニーヤ
    サウジアラビアー武装カルトが創った国
    パキスタン・タリバン運動:女が教育を受ける≒死に値する
    イラン・イスラム共和国ー救世主を待ち望む国
    ヒジャブ問題
    ホームグロウン・テロー故郷をなしたデラシネ
    イスラム教の最大の弱点=男女関係・過剰な父系社会
    イスラム神秘主義・スーフィズムー神との一体化
    タウヒード・神の絶対唯一性
    仏教史=異端の勝利
    宗教戦争を経たキリスト教・経ていないイスラム教
    一神教批判と反批判
    日本と神と人=親戚縁者 一神教と神と人=赤の他人
    イスラム教:ネットワーク型のアメーバ宗教
    西欧・人民主義⇔イスラム世界・神の主権
    ユダヤ社会・学問を自己目的化せず→全体の知的レベル底上げ
    日本経ー集い合う神々
    日本人の驚きー宗教即法律
    多神社会の唯一神への拒絶
    キリスト教ー山と聖霊を無視

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著者プロフィール

1948年、京都市生。紫野高校卒業、金沢大学法文学部文学科中退。サウジアラビア王立リヤード大学文学部アラビック・インスティチュート卒業。
著書には『ヒトはなぜまっすぐ歩けるか』(第三書館)、『いのち永遠に――教祖中山みき』(講談社)、『神々の目覚め――近代日本の宗教革命』(春秋社)、『神の世界史』三部作(『ユダヤ教』『キリスト教』『イスラーム教』(河出書房新社)、『ムハンマド――神の声を伝えた男』(春秋社)等多数。その他、第二回・第九回毎日二十一世紀賞受賞。

「2021年 『中国から独立せよ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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