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- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393360255
感想・レビュー・書評
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【要約】
人が神経症を患う原因を人生の課題に直面したときの逃避的な態度と
共同体感覚の欠如という側面から分析している。
神経症になる素地は幼少期や成長期に器官劣等性や兄弟間のコンプレックス等に対して
優越性を追求するための補完として形成される。
非現実的に優越性を追及するために世界から自己を切り離した自己中心的な
ライフスタイルから脱却し、相手や社会と自分を結びつける共同体感覚を養うことが
神経症を治癒する上でも大切であると説いている。
【感想】
神経症の原因に対する分析は的を得ており、「優越性の追及のため」という言説は納得ができる。
事例の紹介が多く、要点がつかみにくい記述がある。
共同体感覚を養う訓練方法についても記載してあるとより有用なものになると思う。
しかし、同性愛を神経症的な捉え方で記述しているのは、多少偏見が混ざっている気がした。
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