- Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393360569
感想・レビュー・書評
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入門書と言うには重い内容かもしれない。断続的に読んだのでまとまった感想を残せないが、第I部は楽しく読めた。でもやっぱり講談社現代新書でウィルバー入門出さなきゃダメでしょ。
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インテグラル理論入門Ⅰの続きなのでありますが、さらに詳しく、実践的な内容となっております。
私としては、ボディ・マインド・スピリット・シャドーという4つの実践領域を定義しているのが、興味深かったです。シャドーはマインドの一部なんじゃね?
なんてことも思うわけでありますが、敢えて分離させて取り扱うのがインテグラル・プラクティスというものなのだそうです。
拒絶されたり、排除されたり、抑圧されたりした心の側面のことをシャドーということですので、マインドの一部としてとらえるのも間違いではないでしょうが・・・。
それはともかく、正直難しいです。もちろん、ウィルバーの著作を直接読むよりよっぽど楽ではありますが。
今まで整理されたことのなかっただだっぴろい精神世界地図の読み方を学ぶのですから、難しいのが当たり前なのです。難しいというより情報量が多すぎるのかもしれません。
ですが、地図とかものさしのようなものを作り上げたウィルバーの功績を利用しない手はない訳で、今度立ち上げた心理学のサークルでテキストとして使ってもいいんじゃないかと思っています。
レベル:416
この手の本からするとまあまあいい数字だと思います。
でも真理からすると結構間違いがありますね。
なんでも鵜呑みにしてはいけないわけです。 -
日本人の著書の手によるインテグラル理論の入門書の第二弾。前巻は本当にイントロダクションと言ったものだったが、この巻は丁寧にインテグラル理論とウィルバーの意図を日本人的な感性から説明していて読みやすい。2、3年前にウィルバーのインテグラル理論にはまって、著書を貪るように読んでいたけど、まあわからないなりに得るものを得ていたと感じていたけど、少し時間を置いてからまたこういうそれまでの自分を形作ってくれた思想をなぞっていくのは、なかなか有意義な事だと思う。