南極で考えたこと

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  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393421338

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      万物は流転する
      南極観測50周年に、南極を訪れた著者。 厳しい南極の大地と、そこに活動する人びとの姿を通し、 人間と地球と宇宙の〈いのち〉を思索する、感動の書。
      ・・・・・・はじめは荒涼とした風景に感じられたが、しだいにはっきり沃野と見えてきた。 凍った山水画の世界である。 白いものはすべて淡水なのだ。 しかも人の手に触れていない純粋な水である。 南極では氷河が高い山で生まれ、海に向かって走っていく。 これは山紫水明(さんしすいめい)の我々の大地と同じメカニズムである。 水源は天から降ってくる雪だ。 目の前にあるのは天地一枚の景色なのである。こんな絶景がほかにあろうか。 

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著者プロフィール

1947年栃木県生まれ。早稲田大学政経学部卒。在学中に文学作品「自転車」で第1回早稲田文学新人賞を受賞。卒業後、さまざまな職歴を経て帰郷して宇都宮市役所に勤務。79年から文筆活動に専念。80年「遠雷」で第2回野間文芸新人賞、93年「卵洗い」で第8回坪田譲治文学賞、97年「毒ー風聞・田中正造」で第51回毎日出版文化賞を受賞。2010年2月逝去。

「2023年 『すらすら読める奥の細道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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