- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393436516
作品紹介・あらすじ
尼さん妻・露の団姫とクリスチャン夫・豊来家大治朗の、ドタバタ異宗教結婚生活! 夫婦最大の壁は宗教の違いではなくて発達障害だった! 結婚後に発覚した夫の発達障害、二人ならではの乗り越え方とは? 宗教ギャグ満載、神様も仏様も大爆笑の夫婦エッセイ!
感想・レビュー・書評
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お互い宗教者だからか、お互いがお互いの違いをきちんと受け入れて尊敬しあっているように感じられ、いい夫婦だなあと思いました。
敬意を持って対するって、わかっていてもなかなかできないことなのに。
仏教落語、一度聞いてみたいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
尼さんが結婚すると思った相手は、クリスチャンでした。
クリスチャン=外国人、というのは
あるかもしれません。
協会はあるけれど、信者はそう見たことがないですし。
そんな二人が出会って結婚して…という内容ですが
それ以前の問題もでてきたり。
こればかりは、長く付き合っていかねば
見えない部分、でもあります。
でも確かに、個性だと思えば、笑って流せるものです。 -
異なる宗教の二人が結婚したらという話だと思っていたけれど、旦那様の発達障害の事も具体的に書いてあると知り、早速購入。
軽快な文体が面白いだけではなく、ところどころ刺さる部分もあって大変に勉強になりました。
特にコラムは様々な知識や経験則が丁寧かつ簡潔に紹介されており、何回でも読み返せると思います。
宗教に興味がある方だけではなく、発達障害の当事者や、その周辺にとって、読んでおいて損のない一冊です。 -
天台宗仏教の尼さんかつ落語家である著者は、夫が芸人かつプロテスタントクリスチャンである。主に著者の、所々夫の、各入信や信仰の話から仕事の話、二人のナレソメ、生活、子供の誕生の話が書かれてある。信仰の話の周辺として各宗教宗派の解説の話も分かりやすかったが、他人の宗教宗派をほとんど当てられる特技があるというくらい人一倍宗教研究してきた様で、下手な社会科の先生の話より為になりそう。宗教はともすれば争いのネタになりがちな世の中で、そこをなんとか本格的共生の道をつけたいという著者が実人生で見事実践してきている様を示せている。ここは強く応援したいと思った。なかなかこういうカップルは類似例すらなく今は本当に珍しいのではないか?発達障害という夫のマイナス点に出くわしかなりのピンチだったみたいでハラハラしたが、乗り越えつつあるみたいで素晴らしい。子育てを含めた今後も上手くいって欲しいと思う。
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たまたままるこさんの落語を見る機会があり、お話が分かりやすく、聞きやすいので、本も読んでみたところ、文章も読みやすい。
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なんとかなる話。
発達障害話が途中から出て来て新鮮。 -
こういう話めっちゃ好き。
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43)愛(キリスト教)=慈悲(仏教)
相手を大切にし、慈しむ気持ち
愛(仏教)=愛欲
愛という名の仮面をつけた自分本位の欲の行い
70)お墓
先祖代々の墓制度が始まったのは仏教の長い歴史のつい最近
昔は王様や貴族にしか許されなかったもの
残された人にとって大切なのは形ではなく、故人を想う気持ち
135)どうか息子が早く寝ますように(現世利益的)
金貨の祈り=息子が穏やかな気持ちで朝まで寝られますように
138)忘己利他/もうこりた
己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり
自分のことは後回しにして、まずは人樣に行動していこう→犠牲ではなく後回し
169)発達凸凹=浜松医科大/杉山登志郎
発達に障害を持つ人+環境に適応できていない→
生活に障害が生じる=発達障害
+自分に合った環境→生活にあまり支障ない=凸凹
173)どんな人でも12年間1つのことに打ち込めば必ず一験を得る/最澄上人