デザインに人生を賭ける

著者 :
  • 春秋社
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393447208

作品紹介・あらすじ

人間とモノとの関わりを創る「デザインの道」を求めて、かぎりなき道程を行く著者の、波瀾万丈の半生。いま、世界は、日本は、どのように生きられるか。

感想・レビュー・書評

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  • 80歳になったGKデザイン会長の人生。
    GK=Group of Koike。
    東京芸術大学の恩師の名前が会社名とは・・・

    両親とも東京の学校の学生だった。
    東京生まれだが、幼少を父親の仕事=僧侶 の関係上、小学校低学年を豊かなハワイで育つ。
    海軍兵学校時代に焼け野原の広島を見て、
    ものを作ることを生業とすることを決意。
    実家の広島で被爆した父の後を継ぎ、僧侶になるものの、
    友人に促され東京美校=芸大を受験し合格する。
    僧侶と美大生の2足のわらじを履くが、卒業後、檀家には
    「デザインを通して念仏の教えを弘めます。」と言って、納得してもらう。

    大学に日本楽器(ヤマハ)からのピアノのデザイン依頼があり、
    真っ黒のピアノから明るい木目のピアノを提案し、商品化。
    それ以来、ヤマハ発動機のオートバイなど、ヤマハとの協業が現在も続いている。

    幼少のころからグローバルな視点があり、
    見識を高めるため、物まねでないデザインであることを世界に知らしめるためにも
    国費でアメリカに留学したり、国際的なデザイン活動も積極的に取り組んできた。

    有名なキッコーマンのしょうゆさしをはじめ、
    成田エクスプレス、秋田新幹線、JAL国際線シートなどの運輸関係から、
    愛地球博サイン、東京オリンピック誘致シンボルマークや
    中国の大手家電メーカーのハイアールのデザインも行っているという。

  • ものにも独自の世界がある。ものを作る事は、ものの心を生む事である。
    絵心、原爆でものとの対話、そして、自分を救うのと他人を救うのに資するのは、デザインワークがその近道である
    (WinWinの関係ってそういうこと?)
    絵の勉強。アトリエ。二年間。道を得た喜び。
    戦後は日本人全員が浪人。

    図案科にて。
    古典の模写→観察力
    その通りに写す事=写生
    職人の世界。ダヴィンチ
    坊さんの世界での発見
    「掃除をすると、自分の位置がわかる、自然がわかる」
    Design This day
    Never Leave Well Enough Alone

    問題が生じたところにオリジナリティが生まれる余地がある

    芸大の創設者→岡倉天心

    インダストリアルデザイン
    =伝統の破壊と創造

    コーラ瓶のどこに心や魂がある?
    →信じる人のみがわかる世界
    モノに心あり
    →アニミズムでも、原始的心性でもない。

    "デザインとは、己が念じていることをかたちにすることです。"

    人間世界ともの世界

  • 道具寺道具村という発想が面白い。
    世界デザイン博覧会の背景にこんなに興味深い話があったとは知りませんでした。

    世界デザイン博覧会の際には,DEPO-netというネットワークサービスをやっていたので、
    もっと早く知っていれば,いろいろ協力できたのにと思うと残念でした。

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