感覚秩序 ハイエク全集 I-4 (1)

  • 春秋社
3.80
  • (1)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784393621745

作品紹介・あらすじ

人は世界をどう知覚しているのか?脳科学、神経心理学を先駆けて`感覚'と`こころ'と`エコノミー'をつなぐハイエクによる"心"の哲学。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 突如、ポストモダーンな複雑系経済思想家として、マイブームになってしまったハイエク。

    この人は、経済学だけでなくて、哲学、心理学、自然科学などなど、何でこんなに色々なことを深く知っていて、どうしてここまで考えることができたんだろう?

    もう、驚嘆するしかない。

    そういうハイエクは、実は、経済学に進むか、心理学に進むか、悩んだ時期があったそうで、これはその時期の思想をその後だいぶ立ってまとめなおしたものだが、今読んでも全然古くない。

    人間の感覚や認識を神経的な捉えつつ、ネットワークの自己組織化として、捉えている感じかな?

    社会を自発的な秩序形成として捉えるように、人間の意識を神経系の自発的な秩序形成として捉えている感じ?

    ハイエクは、反社会主義のエースなのだが、認識論的には、マルクスなんかより圧倒的に唯物論だね。

  • 文系の自分には難解な本で、なんとなく理解できた程度ですが面白かった本です。

    かなり前に発行された本なので
    最新の脳科学の見地からから経済学の成果を知りたいです。
    ハイエクのような天才が現れなければ難しいでしょうね。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1899~1992。ミーゼスとともにオーストリア学派の資本理論を展開。景気研究所の所長を務め、『貨幣理論と景気循環論』『価格と生産』を出版。市場制度擁護の論陣を張り、計画経済・ケインズ主義・福祉主義を批判。第二次世界大戦後に渡米。シカゴ大学で『自由の条件』を出版。法思想家・心理学者の顔も持つ。後に帰欧。

「2021年 『自由の条件Ⅲ 福祉国家における自由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

F.A.ハイエクの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジョージ・A・ア...
ヴィクトール・E...
トーマス・クーン
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×