- Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
- / ISBN・EAN: 9784393935057
作品紹介・あらすじ
ボディ・マッピングによる「身体の上手な使いかた」。この本を読めば、あなたの演奏は確実に変わります。オルガニストに向けた補足の説明ついてます。
感想・レビュー・書評
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似た本は多く出ているけれど、今まで読んだ中で一番わかりやすく、効果が出やすかった。
もっと早く読んでおけば良かったと後悔するけれど、今からまたこの本を参考に頑張る!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
体を使って弾く訳だから、体のことは徹底的に理解するべき。
この当然の結論にたどり着くまでにどんだけ時間かかってんだ...。
ちゃんと頭を使って練習してなかった表れですな、反省。
演奏のレベルが劇的に変わったのはもちろん、思考のレベルが数段階上がった。
これピアノだけじゃなくて。
生まれてから死ぬまでヒトの肉体を器に生きていくなら、その構造は当然頭に入れるべき。自分が操っているロボットがどんな仕組みで動いているのかを知らずに操縦していたら、パフォーマンスが低いことなんか自明でしょ。
という訳で解剖学の勉強は本気でお勧め。
この論理構造はそのまま社会にも広げていくことが出来るな...!!?? -
読むのに一か月以上もかかった。
あとがきに、訳者の古屋さんが一読して理解できるようなものではないといった旨のことを書いていたが、実際その通りだと思う。
自分の体に落とし込んでいくには、きちんと指導を受けたり、誰かに見てもらったりしないといけないだろう。
私の場合、書いてあることの多くは、普段ピアノの先生からいただくご指摘と符合していた。
今の先生についていけば、大丈夫ということかもしれない。
ただ、こういうわざを伝えることばは、同じ趣旨でも表現次第で腑に落ちたり、そうでなかったりすることがある。
違う人の言葉で読むことの意味もあったと思う。
自分にとって特に意義があると思ったのは次の内容。
・小指主導の動き
・肩・肘との連動性
・指を広げる動きと持ち上げる動きは同時にできないこと=オクターブは中手骨から開く意識を持つこと
また、先生から教えていただいていない内容としては、空間のマッピングのことだった。
まあ、発表会なんかに出るなら、この話もそのうち出てくるのかもしれない。 -
ピアノのレッスンで、きっといつかは言われたことのある「力を抜いて」「手をまるくアーチ型に」「手のひらで弾く」という指導。なんとなくでしかわかっていなかったが、具体的に身体のどの部位をどう動かすのか、この本を読むとイメージ出来ます。まずは骨や筋の位置を把握し、それを知覚しコントロールすること…本書を一読し、【やってみよう】のコーナーで実体験することで理解が進むと思います。自分でもびっくりするような知識や身体の動きに出会えて、これからずっとピアノを弾いていく上で大事な知識となりました。痛みや故障なくピアノを続けることはとても幸せなことですよね。
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何が原因かわからないがギターが弾けなくなった。。そんな時に見つけて読み始めたのだが、自分が自分のからだの仕組みをよくわかっていないことがよくわかった。未だに解決できたわけではないが、読みながら試みると理解も進むし確かに改善する。ただ、確かに以前(問題がなかったとき)にパラパラ見て、「自分には必要ないな」と思ったのよね。こういう予防的な知識ってそういうところが難しい… ギター版出ないかな。
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膝は膝ではないし、肩は肩ではないというのが一番の衝撃だった。
美術解剖学と合わせて、さらに勉強したい。 -
先日『老後とピアノ』を読んでその中に紹介されていた本。
身体の故障なくピアノを弾ける=音が良くなるetc...
と書いてしまえばそれまでだけど...
ちょっと取っ付きにくかな?と思いきや、読み進めると納得の一冊。
骨格、筋肉、使い方etc
私の場合は椅子の高さを変えただけでも効果を感じられて驚きを隠せない。
図を見ながら丁寧に描かれた文章を焦らず追っていくと骨格や筋肉のつき方も理解できて、ピアノだけに限らず普段の生活の中でも自然と意識してしまう(いい傾向)
時々読み返そうと思う。 -
体の構造から、動かし方まで詳しく書いてあり、故障を防ぐのにとても役に立つ。
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請求番号: M4.416/M34
https://opac.tokyo-ondai-lib.jp/detail?bbid=1000006243 -
ピアノ演奏時の呼吸について調べていたら、この本に行き着きました。
呼吸についての疑問が解けてとても満足。
そして、この本のコンセプトは「筋感覚を洗練し、正確で適切なボディ・マップを得ることによって注意力と気づきの感覚を養えば、より高い質の動きがトレーニングできます」というもの。
この“筋感覚”“ボディ・マップ”という概念が大変面白かった。
解剖学的なことも、もともと好きなもので、夢中になって読んでしまいました。
私はカラダをいためるほどピアノ弾くことはないけど、もし傷み故障に悩んでいる人がいたら、ぜひ読んでほしい本です。