人間椅子 他九編 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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本棚登録 : 1043
感想 : 99
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301073

感想・レビュー・書評

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  • 椅子の中で感じる愛しい人の重みと温もり。。
    凶愛だけど彼にとっては純愛。。

  • 人間椅子はやはりゾクゾクしました。
    人気があるのが納得できます。

    他短編も次を読み進めたくなるような、
    魅力的で怪しい怖さ漂うものでした。

    特に、お勢登場、毒草、人でなしの恋はすごくよかったです。

  • 収録されている短篇『人でなしの恋』を読まなければ今の自分はいなかったのではないかと思われる。また、これに限ったことではなく乱歩先生はとにかくタイトルのつけ方がすごく好き。
    短編集なのでちょっとしたときに読みやすい座右の書。

  • 面白い。
    最初、昔の口調で読みにくいなあと思ったけど
    明確に頭の中で想像ができたし、
    割とすぐに慣れた。

    私は人間椅子、お勢登場、夢遊病患者の死、
    幽霊、人でなしの恋
    が、特に面白かった。

  • 「甘美なる倒錯愛」
    (アリフミ氏)

  • 江戸川乱歩作品で一番の面白さ。
    最後のオチが秀逸で、不気味です。

  • 本当に、乱歩の小説は筋金入りの変態さんが多いなぁ。
    (褒め言葉)

  • 表題作は勿論のこと『毒草』にもゾッとした

  • 江戸川乱歩の中でもBESTの1作品。

    全編に溢れる妖しさに、もうノックアウトです。

  • 初めて読んだ乱歩作品。思ったよりも読みやすくて良かった!
    表題作の「人間椅子」はもちろん、「夢遊病者の死」、「人でなしの恋」がすき。サラッと怖い。江戸川乱歩、もっと読んでみたい。

  • 表題作『人間椅子』他九編収録。

    表題作『人間椅子』は勿論面白いですが、
    他にも『毒草』『夢遊病者の死』『人でなしの恋』など
    秀逸作品ばかりの短編集です。

    どれも曖昧に暈した感じで終わるモノが多いですが、
    そこがまたゾクッとした怖さと不気味さを感じさせます。

  • まずこの「にんげんいす」っていう響きがいいよね。ぐっとくる。
    ただこの本、短編集になってて、人間椅子以降の話の構成が全部人間椅子。
    それは、どうかとおもうよ…!?高校の時に読んだ本。

  • 椅子の中に人間入るとかー!!
    凄いよね。一度くらい入ってみたいと思うのは胎内回帰願望ですかね笑
    オチが良い。

  • ぞくっとした

  • さらりと読めるが思う所多し。それに乱歩は文章が上手い

  • 江戸川乱歩は今の時代も半ば先取りした感性を持つ人間だとつくづく思う作品.

    鬱蒼とした世界観が好き.

  • シュールレアリズム。超芸術的世界観。
    オチにオチありなよくできた作品。

  • 08.04/07 08.04/16

  • 売却済み

  • 江戸川乱歩は天才です。

    人間椅子と芋虫の破壊力はスゴイ。

    アタマの中で、人間椅子がぐるぐる回ってます。

    トラウマになりかねません。

  • どっかりと、ソファーに座って読んでいると、こちらまでドキリとしてしまう表題作。怖い!そして巧い!乱歩は短編派です。春陽堂の乱歩シリーズは装丁も美しいから、コレクションするのも楽しくなります

  • 『人間椅子』というと、なぜか三遊亭白鳥の創作落語を思い出してしまう… それくらい、池袋で聞いた新作怪談話は驚きでした!ここに収められている作品、いずれもやはりイイですね。表題作の他、 お登勢登場/毒草/双生児/夢遊病者の死/灰神楽/木馬は回る/指環/幽霊/人でなしの恋が収蔵されています。

  • 愛情表現が尋常じゃない。
    と、初めて読んだ時は思った。
    でも、何度か読むうちに、
    自分もどっぷりと浸かっていくのです。危険。

  • 本当にこんなことあったら変態だけど、こんな話を思いつくほうも相当変態です。文章が生々しいというか、気持ち悪い。やっぱり乱歩先生はすごいと思います。あと「芋虫」も酷い。

  • サイコウです。

  • 手が触れることの気持ち悪さや、肌の生暖かさ、狂気じみた純愛が詰まった作品。好き。

  • 『人でなしの恋』
    大好き!!話の情景を想像すると、あまりにも美しくて、あまりにも禍禍しい感じなのだ。実にタブー。

  • 短編集だから読みやすいし人間椅子気持ちわりいよ

  • 表紙もいいのにNo Imageとはこれいかに

  • 春陽堂書店から出ている江戸川乱歩シリーズは表紙の不気味さなんかがサイコーに乱歩とマッチしていて素晴らしい。のにNo Imageて……。廃刊なの? もったいない!

著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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