人間豹 新装 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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本棚登録 : 111
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301196

感想・レビュー・書評

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  • 明智先生は本当に細君のことを大事に思っているのだなと思ってしまう作品だった。

  • 小学生振りの江戸川乱歩。
    文字の運びや禍々しさ、薄気味悪さ。
    とても懐かしいのだけど、読むのに身体がついていかず…
    もう少し慣れていこう。

  • 久々に読んだ。やっぱり明智探偵がことごとくしてやられるのがヒヤヒヤよりまたかよ…って気持ちになるのと、人間豹は結局なんなのよってのと、そういうのがあってモヤモヤがとにかく残る。
    結局捕まえられなかったし死んでるのかどうかも分からないし、明智探偵が後年も人間豹のことを語ってるってのがあるから相当な強敵だったんだろうけど、気持ち悪さが際立って悪役の美しさというか魅力があんまりなくて、その辺もこの作品の素敵さを損なわせていると思う…。

  • 明智先生先読みすぎ小林君機転利きすぎ文代さん攫われすぎ。だがそういう様式美的なところがまた魅力なのです。
    変装という奥義を出されるともはや登場人物誰も信用できなくなります。
    人間豹の不気味さ最高です。オチのありえなさもひっくるめて面白い。
    サーカスのテントでの捕り物からのアドバルーン(風船)で逃走という流れは他の乱歩作品でも見た気がする。

  • 江戸川乱歩シリーズでおなじみの名探偵明智小五郎が、人間を超越した知恵と力を持つ人間豹の起こす怪事件を見事に解決するミステリー。主人公と犯人が、お互いに変装と知恵を駆使し、手に汗握る展開を演出している。科学的な見地が重きを置く現代のミステリーとは一風違った、SF的な要素が散りばめられているのがとても面白い。明智小五郎は永遠の憧れだと再確認。

  • 人間豹の種明かしがなくて微妙

  • 江戸川乱歩の長編。最後の方がグロイ描写があります。話も全体を通して気味悪い感がにじみ出てます。さすが乱歩さん。これを期待して買てるので、期待を裏切らないあたりさすがです。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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