緑衣の鬼 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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本棚登録 : 77
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301219

感想・レビュー・書評

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  • 江戸川乱歩がイーデン・フィルポッツの『赤毛のレドメイン家』に感銘を受けて書いた作品。貸し金庫のトリックや腹話術のトリックなど突っ込みどころは多々ありますが、乱歩の作品にしては本格的ですし、怪奇色もたっぷり。徐々に緊張感が高まる展開も相俟って引き込まれました。

  • 犯人は中盤から目星がついていたけど、最後の最後まで展開がどっちに転ぶかが分からずに、ドキドキしながら楽しめました。
    影の演出がすごく不気味で、読了後はいつもは気にもとめない自分の影がふいに笑い出すんじゃないかと気になって仕方なかった。そういえば、子供のころ乱歩の少年探偵シリーズで何の作品か忘れたけど影がニヤッと笑う描写が怖くて眠れなくなったことを思い出した。

  • 結末がどんなになるかかなり期待できたけど、真犯人発覚から終わりまでがあっさりし過ぎだと思う…。

    いつもの犯人消失があったから犯人の目星はついて、それでも最後はどんな風に片がつくだろうと思っていたのに、「読者諸君」から始まって、ものすごく気分も盛り上げてくれたのに、最後はほとんど説明だけで終わってしまって、もう少し二人の積み上げてきた悪行のためのアレコレとか、二人がどこまで強い絆で結ばれていたのかとか、あとは大江探偵作家の心情とか、もうちょっと詳しく書いてくれても良かったかなあと。

    もう一工夫あればもっともっと好きな作品になったかなー。

  • タイトルに惹かれた作品です・・・早く読みたいです。

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著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

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