影男 新装 (江戸川乱歩文庫)

著者 :
  • 春陽堂書店
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本棚登録 : 140
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784394301295

感想・レビュー・書評

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  • 乱歩が戦後初めて筆をとった作品

  • 影男こと速水荘吉こと佐川春泥のキャラが良かった。
    途中、例のユートピア願望がまた現れてこのくだりいらないんじゃなかと思ったけど、ちゃんとラストに繋がっていたから必要だったみたい。

    先が気になる展開で、面白かった!

  • 影男の多忙っぷりに憧れたり、幻想的な地下の楽園に想像を膨らませたり、ずっと楽しい感じ。

  • 江戸川乱歩に★2をつけることがあろうとは。
    うーん、でもやっぱり3ではないなあ。
    書かれた時代を考えると若干辛い評価ではある気もするけれど、
    そんなに万能な人がいるか?
    の割にはあっさり捕まっちゃうのね、
    という二大感想が拭えない。
    あとやっぱり地下パノラマが
    『パノラマ島奇談』を思い出させるからかな。
    その様はグロいとしか思えないし、
    女体というのがどうも安易で下らない発想に思えてしょうがない。
    理解出来ないのは私が女だからだろうか。

    乱歩先生ごめんなさい。

  • 個人的に集めたくなって、春陽堂文庫の江戸川乱歩作品集「D坂の殺人事件」に続いて購入した作品です・・・タイトルが気になったので巻数の順番を飛ばして読みました。個人的にはラストがあっけない気もしましたが、本作品の中からまた内容を選んで取り出し、別々の作品にしたものもあったら読んでみたいと思いました。膨らみがあって面白い作品だと思いました。

  • 売却済み

  • 結までの数十ページに渡って延々書き綴られてきた影男の闇の魅力は、終り数ページの明智の活躍によってあまりにもあっけない最後を迎える。ガックリ。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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